2017年9月21日更新

しらたきと糸こんにゃくの違いとは? 使い方もご紹介

しらたき

あなたは、しらたきと糸こんにゃくの違いって説明できますか? 言われてみれば、どこが違うのか、実は良く知らない人は多いのではないでしょうか。ここではしらたきと糸こんにゃくの違いや使い方などをご紹介します。

  1. 目次
  2. しらたきと糸こんにゃく、もともとは製法に違いがあった
  3. しらたきや糸こんにゃくの使い方
  4. しらたきや糸こんにゃくのおすすめレシピ
  5. まとめ

しらたきと糸こんにゃく、もともとは製法に違いがあった

しらたきと糸こんにゃく、どっちがどっちなのだと混乱しそうになりますが、もともとはその製法にちがいがあったようです。

しらたきの作り方

しらたきは固まり切っていないこんにゃくのゼリー状のものを、筒状の器具に流しいれて、ところてんのように器具で押し出し、ゆでて固めて作ります。その押し出すときの様子が白い滝のように見えることから、しらたきと名付けられたようです。

糸こんにゃくの作り方

糸こんにゃくは、板のこんにゃくを細く切りそろえて作ります。糸のように細く切りそろえることから、糸こんにゃくと名付けられました。しらたきに比べると、糸こんにゃくの方が太いものが多く、しらたきが2ミリから3ミリの太さであることに対し、糸こんにゃくは太いものでは8ミリくらいのものもあります。

原料も栄養価も同じ、しらたきと糸こんにゃくは同じもの

しらたきも糸こんにゃくも、原料や栄養価は同じです。二つとも江戸時代に誕生したもので、地域によって呼び名が違ったようです。しらたきは関東で、糸こんにゃくは関西での呼び名で、もともとは上記のような製法の違いはありましたが、現在では製法の違いもないようです。

ちなみに、しらたきと糸こんにゃくには色の違いがあると思っている人も少なくないかもしれませんが、しらたきでも、黒いつぶつぶ模様があるものもあります。あのつぶつぶは、ひじきです。特に、色の違いで呼び名が違うわけではないようです。

メーカー所在地が関東か関西かによって呼び名が変わる

現在では、昔から馴染まれている呼び名が、それぞれの地域にあるメーカーごとに残っているため、市場にはどちらも存在するということのようです。

しらたきや糸こんにゃくの使い方

しらたきや糸こんにゃくは、すき焼きや肉じゃがに入っていると美味しいですよね。実は、美味しくしらたきや糸こんにゃくの煮物を楽しむためには、ちょっと手間でも下処理をした方がいいんですよ。

アク抜きの下処理をした方が美味しくいただける

しらたきや糸こんにゃくは、下処理済みと明記されているもの以外は、一度茹でてアク抜きをしてから使用する方が、おいしくいただけます。原材料であるこんにゃく芋はアクが強いので、加工後もそのアクが多少残っているからです。一度茹でるというひと手間は面倒に感じられるかもしれませんが、おいしくいただくためには、きちんとやった方が良いでしょう。

保存方法は?

こんにゃくやしらたきは、開封前なら常温で保存することもできます。ただ、開封後は、乾燥しないように水の中に入れて、ラップをして冷蔵庫で保存してください。また、下茹で後も冷蔵庫で保存できますが、その際は、できるだけ早めに使用するようにしましょう。

子どもにも人気がある食品です

しらたき、糸こんにゃくともに、子どもたちには人気の食品です。便秘解消などの効果もあるため、積極的に食べさせたい食品です。ただ、低カロリーすぎるので、そればかりを食べてお腹いっぱいにさせては、その他の栄養が十分にとれなくなってしまうので、適度な量を与えてあげることが大切です。

しらたきや糸こんにゃくのおすすめレシピ

しらたきや糸こんにゃくのおすすめレシピをご紹介します。低カロリーで、食物繊維たっぷりなところが、ダイエット中の女性などには特にうれしい食材ですよね。おいしく調理して、楽しいダイエットの味方にしましょう。

しらたきのタラコ炒め

材料は、しらたき、たらこ、ごま油のみです。作り方も簡単。下茹でしてアク抜きをしたしらたきを適度な長さに切ったら、熱したフライパンにごま油を入れて炒めます。軽くしらたきに火を通したら、タラコを崩しながら入れて、しらたきに絡めながら炒めたら、完成です。エノキを一緒に入れても美味しいですよ。

しらたきは煮物や白和えのイメージが強い食材ですが、炒めたり、炒め煮にしてもとてもおいしくいただけます。

糸こんにゃくのきんぴら

少し太めの糸こんにゃくは、ピリ辛のきんぴらにすると美味しいです。材料は糸こんにゃくのみ。味付けは、酒、醤油、みりん、鷹の爪(七味唐辛子)を使って、好みの味に仕上げてください。作り方は、ごぼうのきんぴらと同じです。というよりも、ごぼうを切る手間がない分、もっと簡単で、手早くできてしまうのもうれしいポイントです。

コツは、糸こんにゃくを下茹でしてから炒めること。これをするだけで、炒める時間が少なくても間でも味がしみやすいです。仕上げにごまを振りかけると、香ばしくなります。もう一品欲しい時など、便利な一品になりますよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。しらたきと糸こんにゃくは、実は同じものだということがおわかりいただけましたでしょうか。料理をするときの大事なポイントは、下茹でをするということです。このひと手間をしっかりかけてあげれば、おいしい一品が作れそうですね。