2017年9月8日更新
料理を引き立てるコーングリッツの用途はたくさん!活躍場の多い理由や栄養面の凄さとは?
トウモロコシを原料としたコーングリッツとは、トルティーヤやマフィン、スナック菓子だとカールやキャラメルコーンなどに使われている食品です。イタリア料理であるポレンタ粉との違いや、コーンミールとの違いが曖昧な部分があり、栄養から見て代用ができるかどうかも気になるところですので、それらの点を重点的にお届けしていきます。
コーングリッツの原料であるトウモロコシ
映画を盛り上げるポップコーンから始まり、茹でればシャキシャキとした食感が美味しいトウモロコシは様々な過程を経て、家庭の食卓に顔を並べます。そんなトウモロコシは味も風味も良いため、活用の場が非常に多く、たくさんの種類があります。
コーングリッツとは?
コーングリッツはトウモロコシを原料としています。名前の良く似たコーンミールも同様にトウモロコシから作られていますが、コーンミールとの違いは粉砕した粗さによって名前が変わります。コーングリッツは粉砕された中でも最も粗い目をしており、コーンミールは中挽き程度の粗さをしています。
コーンミールとポレンタ粉の違い
トウモロコシから粉砕された粉のことを良く知らないとコーンミールとコーングリッツの違いは把握できても、ポレンタなどのトウモロコシの粉に関係があるものが出てくると、何が異なっているのか困惑してしまいますよね。ポレンタとコーンミールの関係性は高いと言えますが、ポレンタは料理名であり、イタリアのお粥のようなものであるため、その料理に使われているのがコーンミールなのです。そのため、ポレンタとコーンミールの違いがあるというよりは、ポレンタというイタリア料理に使われている粉がコーンミールという訳です。
しかし、コーングリッツでポレンタを作ることも可能ですので、どちらの方が絶対に適しているということではありません。
コーングリッツの栄養面
一般的にトウモロコシは体に良いと見聞きしますよね。好きな食べ方ができるのでお祭り時にも良く活用されている場面を見かけますが、それを粉砕した形状であるコーングリッツにも栄養面があるのか気になるところです。
コーングリッツの栄養
コーングリッツは100gでカロリーが355キロカロリーあり、タンパク質や脂質、ナトリウム、カリウムなどが含まれており、中でもリンは160mgも含まれています。また、亜鉛や銅、ビタミンB6などといった成分も含んでいますから、少しカロリーは高めですが、栄養面は豊富だと言えるでしょう。
コーングリッツの代用は?
イングリッシュマフィンなどに使用すると味の引き立て役をしてくれるコーングリッツは、手元にない場合も考えられます。そんな時はトウモロコシ粉で代用すれば十分にコーングリッツの代わりをしてくれます。
また、トウモロコシ粉も粗いタイプの粉ですから、食感に大きな違いを出したくない方にも違和感なく使える代用品でしょう。
コーングリッツはどんなものに使われているのか
ファストフードやカフェなどでもパンの種類にコーングリッツが使われている場面が多いですよね。小さい粒がシャリシャリとしたような食感は中に混ぜるよりも外側の見える部分に使った方がより美味しく食べられるのかもしれません。では具体的にコーングリッツはどのような食品に使われているのでしょうか。
トルティーヤに最適
コーングリッツは本場のメキシコ料理であるトルティーヤに使用されていることが有名ですよね。まるでカレーに付けるナンのような風貌をしているトルティーヤは、コーングリッツを生地に混ぜ込むと自然な甘みが働いて優しい味のトルティーヤを作ることができます。
使い道色々
コーングリッツはイングリッシュマフィンのトッピングやトルティーヤの他にも、コーンフレークの原料となっていたり、焼酎やビールの醸造用として使われています。トウモロコシそのものは甘さが強いものではスイーツのようにも感じられるほどですが、アルコール類にも活用されていることは驚きですよね。
アレンジを加えれば幅が広がる
固形の食品は少し使いずらい点がありますが、コーングリッツのように粉末状の食品であれば料理に幅広く使うことができます。使い方次第で広がっていく様子は今まで使ったことがない料理であっても楽しく感じられてくること間違いなしです。
スープとして活用する
コーングリッツはスープに入れて飲むと特徴であるつぶつぶ感がマッチして新しい食感を生み出すことができます。しかし、コーングリッツは粗い粒であるため、スープに入れると風味などを邪魔しそうと感じ、抵抗がある方もいるでしょう。そんな方は反対にコーングリッツの量をたくさん豆乳すればリゾット感覚で味わうことも可能です。
お米がない時に役立ってくれますし、とろみ感のあるスープに仕上げることもできるのでコクのあるスープで且つ、栄養を摂りたい方にもぴったりです。また、食材にコーングリッツを混ぜた衣を付けて揚げれば、から揚げとしての料理方法も楽しめます。
やっぱりお菓子として
もちろん料理としてのカテゴリーでも使うことができますが、コーングリッツの持つ自然の甘みを活用するのであればやはりお菓子としての使い方が無難でしょう。マフィンだけではなく、パンケーキや食パンに加えたり、クラッカーとしても使えるため、お菓子と一口に言っても使用範囲が多岐に渡ります。
コーングリッツを美味しく使おう
意識していなくても、知らない間にコーングリッツを楽しんでいることが多い現代ですので、初めは難しそうで使えないという方でも混ぜたりまぶしたりするだけの使い方なため、簡単に日常の料理やお菓子の中に使うことができます。シチューなどと混ぜてもカロリーダウンしながら作れるので、是非美味しいコーングリッツの魅力を知ってくださいね。