2017年7月30日更新

発酵バターとは? 普通のバターとの違い

発酵バターをご存知ですか? ここでは、発酵バターの特徴や普通のバターとの違いなどについてご紹介していきます。皆さんに発酵バターの魅力を知っていただければ幸いです。

  1. 目次
  2. 発酵バターとは
  3. 発酵バターの特徴は
  4. 発酵バターの作り方
  5. まとめ

発酵バターとは

発酵バターとは原材料を乳酸菌を用いて発酵させているところに特徴があります。発酵バターはそのため、風味豊かなバターになっています。ちなみに発酵バターは英語でripened butterです。

普通のバターとの違いは?

バターには、生クリームの段階で乳酸菌発酵させたものと、乳酸菌発酵させていないものとあります。この内の前者が発酵バターです。発酵バターは、生クリームを乳酸菌によって半日以上発酵させてつくられます。この一手間を加える事によって、コクが深まり、独特の風味が増します。それが最大の特徴です。

発酵バターはそのままパンに塗っていただくのはもちろんのこと、焼き菓子の材料として使用することが特にオススメです。バターの香り、味、風味の違いが引き立つでしょう。

発酵バターの特徴は

発酵バターは風味が豊かだというのが最大の特徴です。

バターのフレーバーが強いのが特徴

発酵バターは一般的なバターとは違う製法で作られているため、独特の香りとコクを持ち合わせた風味豊かなバターです。また、さまざまなメーカーから発酵バターは売り出されているため、それぞれの違いを感じるのも楽しいかもしれません。

焼き菓子などをつくるときに使用するのがおすすめ

発酵バターの芳醇な香りは特に焼き菓子などにおすすめです。手作りクッキーなど、発酵バターを使うことによって、高級感さえ感じられるバターの香りを存分に楽しむことができます。

保存性は優れていない

発酵バターは香りとコクが生きている分、一般的なバターに比べると保存性が低く、劣化しやすいという特性があるため、開封した後はできるだけ早く使い切る方が望ましいでしょう。美味しさは短命だということですが、だからこそ味わっていただきたいですよね。

発酵バターの作り方

高価な発酵バターですが、実は手作りすることもできます。ここでは発酵バターの作り方をお伝えします。時間はかかりますが、作り方はシンプル! できたての発酵バターはとても美味しいですよ。

材料は生クリームとヨーグルトだけ!

発酵バターの材料はシンプル。生クリームとヨーグルトだけでできてしまいます。生クリームは200ml、ヨーグルトは大さじ1杯でOKです。自分好みのフレーバーをつけたいときは、レーズンやローズマリー、塩などを用意してください。

作り方は至ってシンプルなのですが、作業は多少、根気が要ります。時間もかかりますが、その分、出来上がった時の喜びは大きいです。是非、チャレンジしてみてくださいね。

40度で6時間発酵、その後冷蔵庫で3日寝かせる

材料がシンプルなら作り方もシンプル! まずは生クリームのパックを開けて、その中にヨーグルトを入れ、スプーンでよくかき混ぜてください。

パックの口をクリップなどで留めて、オーブンレンジで発酵させます。温度は40度、6時間発酵させます。そのあとは、冷蔵庫で3日寝かせ、クリームチーズのようになっているのを確認したらパックからボウルに取り出します。

ハンドミキサーをかけると、数分で水分とかたまりに分離し、その後、バター状になります。同時に乳清もできます。これも飲めます。バターの水分はキッチンペーパーでよく取り除いてください。ハンドミキサーがない場合、瓶に入れて振ってバターにするという方法もあります。手作りバター体験教室などでやられる方法です。

レーズンやローズマリーなどを足してさまざまなフレーバーを楽しむことも

出来上がった発酵バターは小分けにして、さまざまなフレーバーを楽しむのもアリです。手作りのバターは香り豊かで乳の味もしっかりして、想像以上に美味しいですよ。小さめのココットなどに小分けにバターを盛って、お好きなフレーバーのハーブなどを乗せると、見た目にもとてもかわいくなりますよ。

市販のバターは小分けにして冷凍保存すると便利

先述した通り、発酵バターは鮮度が命ですので、できるだけ早く使い切ることが理想ですが、もしもそれができないときは、小分けにして冷凍保存することをお勧めします。多少風味は落ちますが、長期間冷蔵庫で保存するよりはいいでしょう。ただし、空気に触れないよう、きちんと包んで保管してください。冷凍室の匂いなどがつくと、台無しになってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。発酵バターのことをおわかりいただけましたか? 発酵バターは手作りも楽しめそうですよね。その豊かな風味、一度じっくり味わってみてはいかがでしょうか。もしかしたらハマってしまうかもしれませんね。