2017年4月24日更新

コチュジャンとは?コチュジャンの使い方とおすすめの料理をご紹介

最近スーパーでもよく見かけるようになったコチュジャン!韓国料理店で生野菜の横に付いてくるあの味噌です。韓国料理に使う調味料らしいです。今回はコチュジャンについてのお話しです。使い方やおすすめのお料理をご紹介しますね。

  1. 目次
  2. コチュジャンとは
  3. コチュジャンの栄養成分とカロリー
  4. コチュジャンの使い方
  5. 韓国の調味料コチュジャンで美味しくお料理しよう!

コチュジャンとは

韓国料理でよく使われる調味料です。コチジャンとも呼ばれています。もち米麹を原料とした発酵食品で、唐辛子の粉を原料に加えているのが特徴です。日本の味噌よりちょっとピリっとくる味をしているので唐辛子味噌とも呼ばれています。唐辛子の色の成分によってコチュジャンも赤い色をしており、もち米麹の甘味で、コチュジャンの味の特徴は甘辛いです。

コチュジャンの原材料は?

原材料はもち米麹と唐辛子の粉が主原料です。そのほか大豆、麦、小麦粉などの食品を混ぜて塩、醤油で調味し発酵・熟成させて作ります。材料や製法は時代や地域によって多様化していますが、主に使われている材料はこのようになっています。辛さの中に感じるコチュジャンの甘味は、基本的にもち米麹の甘味の甘さですが、日本で製造されるものはそれに水飴や砂糖が加えられて甘味を強く出しているものが多くなっています。

コチュジャンの賞味期限と保存方法

開封前は直射日光と高温多湿を避けた場所で常温保存でき、その賞味期限は約2年間です。開封後は冷蔵庫で保存してください。開封後、冷蔵庫で約3ヶ月以上は持ちますが、できるだけ早く(1か月程度)使いきるようにしてください。

あまり使用することがない場合は、冷凍で保存することもできます。冷凍保存でも水のようには凍らないのですぐに使えます。最近は1kg入りのパックやペットボトルで販売されているものもあるので、購入したら半分は冷凍して、半分を冷蔵庫で常に使えるようにしておくことも上手な保存方法です。

コチュジャンの栄養成分とカロリー

発酵食品であり韓国の味噌ともいわれるコチュジャンは、豊富な栄養成分を含み、健康によい効能も大いに期待されている調味料です。

コチュジャンの栄養成分

主な栄養成分はたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン(A、E、K、B1、B2、B6、B12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、少量・ビタミンC)、ミネラル、食物繊維、塩分、脂肪酸(オレイン酸、リノール酸など)、アミノ酸(アスパラギン酸、トリプトファン、ロイシン、グルタミン酸など)です。

カロリーは100g中256kcal、大さじ1(18g)では46kcalです。塩分は大さじ1あたり1.5gです。

コチュジャンの効能は

デンプンの分解酵素の働きで消化促進に効能があると言われます。唐辛子の辛さを出す成分が体脂肪を減少させてダイエットに効果的で肥満防止にも繋がるのと同時に、抗菌作用や体内の老廃物の排出を促してくれるので、風邪などの予防に効果が期待されています。食欲のない時にはコチュジャンの辛さが食欲増進に効果的に働きかけてくれます。

コチュジャンの使い方

コチュジャンの使い方は様々で、なべ物や煮物、炒めものの調味料として使うほか、薬味がわりに使ったり、生野菜につけたりご飯のおかずとしてそのまま食べることもあります。コチュジャンの用途は広く、頻繁に用いられる調味料です。

コチュジャンを使ったおすすめのお料理

みなさんお馴染みのビビンバはポピュラーで人気のメニューです。そのほか韓国焼肉店に行くとお肉の薬味としてそのまま提供されます。今回はコチュジャンを使ったメニューを2品ご紹介します。

<豆腐のコチュジャン焼・2~3人分>*ご飯が進むメニューです

豆腐(絹)1丁、薬味に長ネギや万能ねぎ・お好みの分量、たれ(コチュジャン小さじ1~2、にんにくのすりおろし・少々、醤油大さじ1、砂糖小さじ1、酒大さじ1、みりん小さじ1、水大さじ5、粉末の唐辛子小さじ1/2~1)、片栗粉、ごま油

・豆腐はそのままの形で一度茹でます。そうすると少し硬くなり調理しやすくなります。
・そのあと、1.5cm位の厚さに削ぎ切りします。サイコロ型がよければそれでも大丈夫です。切った後はしばらくまな板の上で放置し、ペーパータオルなどで抑えてしっかり水切りしておきましょう。
・タレの調味料をすべて混ぜ合わせます。
・フライパンにごま油を多めにひき、弱火にかけます。
・豆腐の両面に片栗粉をまぶしてフライパン(火加減は中火)でこんがりするくらい、両面焼きます。
・作っておいたタレを入れて豆腐に絡ませれば出来上がり。

<ピリ辛鶏のサクッと揚げ・2~3人分>*冷えても美味しくお弁当のおかずにも最適です。

鶏もも肉1枚(鶏用のたれ:醤油小さじ1酒小さじ2)、たれ(コチュジャン小さじ1、ケチャップ大さじ2、砂糖小さじ1、醤油小さじ2、酒大さじ1、にんにくのすりおろし・少々、水大さじ5)、片栗粉、塩、ごま、サラダオイル、ごま油

・鶏肉は良く洗い適当な大きさに切り、塩・こしょうします。そして鶏用のたれをまぶしておきます。
・たれの調味料を混ぜ合わせておきます。
・フライパンに油を多めにひき、味付けした鶏に片栗粉をまぶして色よく焼きます。焼けたらフライパンの中の余分な油は取り除いてください。
・合わせたたれを絡ませれば出来上がり。
・盛り付けに緑の野菜を添えるときれいです。

韓国の調味料コチュジャンで美味しくお料理しよう!

コチュジャンとは甘辛い味噌のような韓国の調味料でした。原料に唐辛子が入っていますが、もち米麹の甘味、そして日本で製造されているものはさらに水あめや砂糖が加えられているので、日本の辛口の赤合味噌や八丁味噌に比べると甘さを感じます。コチュジャンはそのままでも美味しくいただけるほか、使い方の用途は様々です。コチュジャンの特徴を捉えて美味しくお料理に利用してくださいね。