2023年8月22日更新

ライチを食べ過ぎるとどうなる?ライチ病や摂取目安量を解説

ライチには、赤血球の生産を助ける「葉酸」やポリフェノールなどが豊富に含まれており、さらに豊富な糖質が含まれているためご飯の代わりとして食べる方も多く、ダイエット食品としても人気のある果物ですが、食べる過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

とはいえ、ライチを食べ過ぎるとどうなるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ライチを食べ過ぎると起こる健康リスクやライチ病、摂取目安量について詳しく解説します。

  1. 目次
  2. ライチを食べ過ぎると起こる健康リスクとは?
  3. ライチ病とは?
  4. 生のライチを食べる場合は要注意!
  5. ライチは1日どれくらいを目安に食べればいいの?

ライチを食べ過ぎると起こる健康リスクとは?

ライチを食べ過ぎると以下のような健康リスクが起こる可能性があります。

  • 下痢・腹痛
  • 低血糖症
  • アレルギー

それぞれの症状について詳しく解説します。

ライチを食べ過ぎる健康リスク①:下痢・腹痛

日本で販売されているライチのほとんどが冷凍輸入されたものですので、冷たいままライチを食べてしまうと下痢や腹痛になる可能性があります。

冷たいまま食べる場合は、ゆっくりと少量食べるようにするといいでしょう。

ライチを食べ過ぎる健康リスク②:低血糖症

ライチに含まれるα‐(メチレンシクロプロピル)グリシンという物質を摂取することで、低血糖症を引き起こす可能性があるということをアメリカの「米国疾病管理予防センター(CDC)」が発表しています。

実際に、バングラデシュやインドでライチが関係しているとされる中毒性低血糖脳症が発症したとされる事例があり、2歳〜10歳の児童の中でも栄養不良の子どもが摂取することで誘発されると言われているのです。

これらの低血糖症は日本で報告はありませんが、可能性が0ではないため、食べ過ぎには注意する必要があるでしょう。

参考(食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」)

ライチを食べ過ぎる健康リスク③:アレルギー

ライチは花粉果物に分類されているため、スギ花粉や檜花粉などの花粉アレルギーの方は、ライチを食べると交差性感作という反応により、アレルギー反応が起こる可能性があります。

ライチを食べたときに、口唇や口腔粘膜、咽頭などにイガイガとした違和感やかゆみなどが見られる場合、接触性皮膚炎を起こしている可能性があり症状が進行すると蕁麻疹や喘息呼吸困難などの症状が現れることがあるため注意が必要です。

また、花粉果物はライチのほかにもリンゴ・スイカ・メロン・キウイ・アボガドなどがあるため、これらの果物を食べたときに違和感を感じたことのある方はライチを食べるのを控えるといいでしょう。

ただし、これらのアレルゲン物質は熱に弱いため、食べる場合は生ではなく加熱したものを選ぶことが大切です。

参考:医療法人 革島クリニック「花粉食物アレルギー症候群」)

ライチ病とは?

ライチを食べ過ぎると発症する低血糖症状のことを「ライチ病」ということがあります。

ライチを食べ過ぎてしまうと、めまい、動悸、血色不良、全身の倦怠感、口の渇き、空腹感などの症状が見られことがあり、これらの症状をライチ病と言います。

日本ではライチ病になった方はいませんが、中国の広東省広州市では、空腹の状態で大量のラチを食べた子どもが気を失って病院に運ばれたところ、医師から「ライチ病」と診断されたという事例があるのです。

参考(国立研究開発法人 科学技術振興機構「漢詩で詠まれている「ライチを1日に300個」は絶対にダメ!」

生のライチを食べる場合は要注意!

先ほどもお伝えした通り、日本で販売されているライチのほとんどが冷凍輸入されたものですが、稀に生ライチも販売されることがあります。

生ライチは、痛みやすく寄生虫がいる可能性があるため、むやみにライチを食べてしまうと健康リスクが伴う場合があるのです。

また、色味が明らかに悪かったり、表面のトゲがない場合は鮮度に問題がある可能性が高いため、生で食べるのは控えるといいでしょう。

【関連記事:生のライチにいる虫とは?冷凍なら大丈夫なの

ライチは1日どれくらいを目安に食べればいいの?

農林水産省が発表している「果物と健康」によると、1日の果物の摂取目安量は200gとされているため、可食部が1個あたり約20gのライチだけ食べるのであれば、10個ほどを目安にするといいでしょう。

また、子どもが摂取する場合は基本的に大人の半分の量となるため、5個ほどを目安にして食べるようにしましょう。

まとめ

本記事では、ライチを食べ過ぎると起こる健康リスクやライチ病、摂取目安量について詳しく解説しました。

日本においてライチはメジャーな果物ではありませんので、ライチによる重大な健康被害の報告はありませんが、世界各国でライチによる健康被害が報告されているため、ライチをよく食べる方は注意が必要です。

また、今後生ライチを食べる機会がある場合は、むやみに食べてしまうと悪影響を及ぼす可能性が高くなってしまうため注意しましょう。

ぜひ本記事を参考にして健康的にライチを食べられるようにしてみてください。