2017年9月15日更新

たけのこ芋の下ごしらえってどうするの?おすすめの食べ方やレシピもご紹介!

たけのこ芋は知らない方にとっては芋なのかたけのこなのか分からない食材ですよね。さらに下ごしらえや食べ方など謎に包まれた部分がたくさんですが、実は煮物として食べると美味しく召し上がることができます。本ページではそんなたけのこ芋に含まれる栄養やレシピについて解説していきます。

  1. 目次
  2. たけのこ芋って?
  3. たけのこ芋の旬な時期や栄養
  4. たけのこ芋を料理に使ってみよう
  5. たけのこ芋を活用してホクホクお芋を堪能しよう

たけのこ芋って?

名前を見る限りではたけのことしての部類なのか、芋の部類なのか分かりにくいですよね。あまり耳馴染みのない方も多いですが、たけのこ芋は普段私たちが口にする機会の多い芋類の食材を少し長くし、たけのこに似せた食材の一つです。通常のたけのことはまだ別の種類ですので、部類される食材カテゴリーはたけのことは全くの別物ということになります。

また、たけのこ芋は姿形もたけのこそのものに似ていますが、たけのこのように顔を出して生えてくるため、たけのこ芋と呼ばれ、様々な料理や特に煮物などに使用される機会の多い食材で、カテゴリーで分類するとサトイモとしてのカテゴリーとなります。

他の呼び名

たけのこ芋は地上から顔を出して生えてくる様もたけのこに似ていると言われていますが、別名「京芋」という名前でも流通している芋です。たけのこ芋の産地はほとんど宮崎県で製造が行われており、たけのこという名前もありますが、「京芋」の名前では真っ先に宮崎県の地域が挙がるほどです。

また、たけのこ芋は宮崎県でブランド化されており、一つのブランドとして出荷するためには数多くの厳しい検査を潜り抜けなければいけないため、芋と一口に言っても質の高い芋と言えるでしょう。

たけのこ芋の魅力

たけのこ芋の最大の魅力は、煮物料理に特に適していると言えます。煮物に芋類を投入すると煮崩れが気になるという方も多いですが、たけのこ芋は煮崩れしにくい性質を持っており、粉質をしている理由で身が締まっている点があります。

また、煮物だけではなく、おでんとしても焼き物としても美味しくホクホクとした食感を口一杯に楽しむことができるため、たけのこ芋がブランド化される理由も納得ができるものでしょう。さらに、たけのこに似た形をしていることで皮を剥きやすく、下ごしらえの時間を短縮できるところも愛されている魅力だと言えます。

たけのこ芋の旬な時期や栄養

たけのこの形に酷似しているたけのこ芋は、料理を頻繁に行う主婦の方も知らなく、まだ扱ったことがないかもしれません。姿がたけのこのような長い芋のような形状をしているので調理方法が混合してしまうこともあるでしょう。たけのこ芋のことを知るためにまずは旬な時期や栄養はどういったものが含まれているのか確認していきましょう!

たけのこ芋の旬な時期は?

たけのこ芋の旬とされている時期は11~3月の間のものが旬です。たけのこ芋が出荷されている地域は上記した通り宮崎県なので、ブランド化されたたけのこ芋の出荷条件に従うと旬の目安は大体秋の終わり頃から冬の終わりまでということになります。この季節ならばちょうどホクホクのお芋で煮物などの料理を頂きたい時期ですので、美味しい時期に口にできるでしょう。

栄養も実はすごい

たけのこ芋のカロリーは100g当たり103kcalと低めで、タンパク質が1.7g、脂質が0.4g、食物繊維が2.8g、カリウムが520mg、カルシウムが39mg、マグネシウムが32mg、他にもリンや鉄、亜鉛、銅、マンガン、モリブデン、ビタミンA、ビタミンEなどを含んでいるため、低カロリーで栄養をたくさん摂取できる食材でもあるのです。

出典:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

たけのこ芋を料理に使ってみよう

煮物や揚げ物にしてもホクホク感が美味しいたけのこ芋は、実際に料理に使う時にどう下ごしらえや食べ方をすれば良いのでしょうか。レシピも併せてご紹介していくのでたけのこ芋が手に入ったら是非味わってみると良いでしょう。

食べ方や下ごしらえ

まずたけのこ芋の下ごしらえから行っていきましょう。準備したたけのこ芋の皮を丁寧に剥き、食べやすい大きさにカットしていきます。全体的にカットが終わったら鍋などにお湯を入れてそこに少量の塩も一緒に投入します。皮を剥いたたけのこ芋と合わせて入れ、10分程度茹でたら水気を切るまでがたけのこ芋の下ごしらえです。

また、たけのこ芋の美味しい食べ方は王道で煮物、少し工夫を加えたければバター醤油で炒め物にしてもOKです。さらに、ごま味噌和えにしても美味しく食べることができるでしょう。

たけのこ芋を使って料理してみよう!レシピも確認

たけのこ芋を使った具体的なレシピを見ながら料理してみるのも良いでしょう。一般的に広く周知されているたけのこ芋の煮物のレシピをご紹介します。準備するものはたけのこ芋とネギ、調味料としてだししょうゆ50ccにみりん50cc、酒も50ccと顆粒のかつおだし400ccを準備します。

次にレシピですが、たけのこ芋を良く洗浄し、電子レンジで耐熱皿に入れたたけのこ芋を1分程度加熱します。次に粗熱を取ってから皮をこすって落とし、再度電子レンジで5分程度加熱していきます。5分加熱が終わったら大きめの鍋に調味料関係を投入し、レンジで加熱したたけのこ芋と食べやすい大きさにカットしたネギを一緒に居れて落とし蓋をし、中火で煮詰めていきます。最後に落し蓋をしてから5分程度経過したら煮汁が減ったことを確認。目で見て煮汁が減っていたら落とし蓋を外し、再度3~4分間煮てからたけのこ芋に照り加減がついてきたら火を止めて出来上がりです。

たけのこ芋を活用してホクホクお芋を堪能しよう

お芋はおやつとしてもおかずとしても、さらにはおつまみとしても楽しめるあらゆる活用法があります。中でもホクホク感の味わえるたけのこ芋は是非寒い季節などに煮物として味わうと絶品ですから、たけのこ芋を使ってこれまでと一味違うお芋を堪能してみてくださいね。