2017年9月8日更新

【お菓子と相性抜群】コーンミールのカロリーや上手な使い方とは?コーングリッツとの違いも徹底解説

コーンミール

コーンミールとはトウモロコシを粉状に砕いたもので、コーングリッツとの違いが分かりにくい食品であり、蟻の駆除にも用いられています。見た目は粉末状で、スコーンの材料としても使われていることが多いですが、カロリーなども気になるところです。本ページではコーンミールの使い方や代用についてご紹介していきます。

  1. 目次
  2. コーンミールとは?
  3. いかにも太りそうなイメージ…カロリーは?
  4. 意外な使い方と代用
  5. 使う料理は何にすれば良いの?
  6. 違いはあれど、美味しさは同じ

コーンミールとは?

コーンミールとコーングリッツ

トウモロコシを原料とした食品には「コーンミール」や「コーングリッツ」などが挙げられますが、その違いについてしっかりと説明できる方は少ないでしょう。それだけ酷似している食品でもありますから、どんな用途に何が合うのか把握できていない場合が多いようです。

まずコーンミールとは、トウモロコシに付いている種皮、胚芽などを取り除いてから胚乳を細かく粉状の形にしたもののことを指します。非常に粒が細かい‥ということではないですが、コーングリッツと比較すると粉の形状は細かいです。

コーングリッツとは?

では次にコーングリッツにスポットを当ててみましょう。こちらもコーンミールと錯乱しやすい食品ですが、コーンミールとは異なった食品となります。コーングリッツはコーンミール同様の手順で種皮と胚芽が取り除かれ、胚乳が粉末化されますが、粗さは大きなものになるため、コーンミールとの違いは粒が粗くなることにあります。

使い道の違い

コーンミールとコーングリッツの使い道の違いには、それぞれに合った使い道があることです。コーンミールは小麦粉を加えればアメリカンマフィンなどに姿を変え、トルティーヤやアメリカンドッグ、コーンケーキなどの原料となりますが、コーングリッツは揚げ物時に付ける衣のパン粉としての代用となったり、マフィンのトッピングやコーンフレークの原料になっています。

いかにも太りそうなイメージ…カロリーは?

トウモロコシを原料にしているだけあって、ダイエット中の方にはいかにも太りそうなイメージを抱かせます。美味しいことが分かっているからこそ、食べたい気持ちもありますが、控えてしまいたくなりますよね。ではコーンミールのカロリーはどれくらいあるのでしょうか。コーングリッツのカロリーも併せてご説明します。

コーンミールのカロリー

コーンミールのカロリーは100g当たり363キロカロリーで、栄養面ではビタミンB6やミネラルであるマグネシウムが含まれており、食物繊維なども摂取することが可能です。トウモロコシ自体にも食物繊維やマグネシウム、ビタミンB6、ビタミンB1が含まれてるため、コーンミールはトウモロコシの栄養を限りなく近く受け継いだ粉末だと言えます。他にも葉酸やパントテン酸、銅、鉄分、リン、亜鉛、マンガンなどを含みますが、トウモロコシに含まれるビタミンB1をあまり含んでいないのが特徴です。

コーングリッツのカロリー

コーングリッツのカロリーは100g当たり355キロカロリーです。コーンミールとの違いは見た目もそうですが、栄養面から見ても若干の違いはあります。カロリー的にはコーンミールとあまり大差はなく、コーングリッツの方がカロリーは低めですが、ビタミン系や食物繊維をあまり含まない特徴であるため、大きな違いはこの部分でしょう。しかし、コーングリッツにはコーンミールにないセレンやモリブデンなどが含まれています。

出典:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

意外な使い方と代用

コーングリッツとコーンミールの違いが大まかに分かったところで、次は使い方に移ってみましょう。粒の粗さが違えば適した食材や料理は異なり、食感にも変化が出てきますから、どういったものに活用していけば良いのか知っていきましょう。

蟻の駆除として

キッチン回りのトラブルとして蟻の大量発生は厄介ですよね。作り終えた料理をラップして置いているだけでいつの間にか頑丈に張ってあるラップを潜り抜けて料理に被害を与えてしまいます。害虫として大切な食材に悪さをする蟻には、コーンミールを使って駆除することができる意外な使い道もあります。特に小さいお子様がいるご家庭では駆除のために使用する薬はあまり使いたくありませんから、害のないコーンミールを用いる駆除は良い方法となるでしょう。

駆除方法も簡単で、蟻が発生している場所、若しくは蟻の住処の近くにコーンミールを撒いておくだけです。これだけで甘い香りを発するコーンミールに蟻が近づき、食べるのですが、蟻にとってコーンミールは消化不可なものであるため、餓死になって死滅するというサイクルで駆除ができます。

代用はできるのか

コーンミールやコーングリッツを使いたい時に手元にない場合は代用としてコーンフレークの砂糖が含まれていないものを粗くし、粉状にすれば役立ちます。マフィンなどの表面に付着しているあのザラザラはコーンミール・コーングリッツが出せる特徴ですが、コーンフレークも同様に細かく粉にすれば多少食感は違えどザラザラ感を出すことができるでしょう。

使う料理は何にすれば良いの?

スコーン

コーンミールもコーングリッツも食感が似ているため、どちらもスコーンなどのお菓子作りの材料として使うことができます。また、マフィンなどに使ったり料理に混ぜて使うこともできますから、購入して余らせても他の活用法でしっかりと使い切ることができますよ。

スコーンの作り方

コーンミール、又はコーングリッツを使ったスコーンに必要な準備は、薄力粉、砂糖、塩、ベーキングパウダー、オリーブオイル(なければバターかサラダ油)、卵、牛乳などです。より甘いスコーンがお好みの場合は、ジャムやドライフルーツなどを入れてもOK。

作り方も至って簡単で、ボウルに薄力粉、砂糖、塩、ベーキングパウダーをふるいにかけ、オリーブオイルを混ぜて手で砂の形状になるまでしっかりと練ります。次に卵と牛乳を合わせたものをふるった粉が入ったボウルの中央部分にへこみを作り、粉を崩していくように混ぜ合わせます。

ここで準備した方はドライフルーツやジャムを入れるようにしてください。混ぜ終えたらスコーンの生地を冷蔵庫に入れ、20分程度を目安に寝かせます。時間があれば30分を目安にすると良いでしょう。また、オーブンに170℃の予熱を開始させ、寝かせた生地は打ち粉にしてから出来る個数分を丸めて成形していきます。形成し終えたら予熱してあったオーブンに入れ、15分~20分間焼いたら出来上がりです。

トッピングに使えば料理にも合う

コーンミールやコーングリッツはサラダやグラタンなどの料理にトッピングとしてかけて使っても美味しく食べることができ、いつもの料理に飽きがきた場合に役立ってくれるでしょう。また、クッキーなどに使ってもザクザクとした食感を味わうことができますし、パン粉の代用として使用すればカリカリとた噛み心地の良い揚げ物を楽しむこともできます。

違いはあれど、美味しさは同じ

コーンミールとコーングリッツは多少の違いはありますが、料理やお菓子のトッピングとして使用する分には同様の美味しさを味わうことができます。元はトウモロコシが原料となっていますから、普段口にする食品にさらにコクを出してくれる点を上手に使っていきたいですね。