2017年10月27日更新

スモークチーズの食べ方やアレンジの仕方

スモークチーズ

スモークチーズって美味しいですよね。スモークされていることで普通のチーズとは一味違う味わいになります。今回はスモークチーズの美味しい食べ方やアレンジの仕方をご紹介します。気になるカロリーや糖質についても調べました。

  1. 目次
  2. スモークチーズとは
  3. スモークチーズのカロリーと栄養について
  4. スモークチーズの食べ方
  5. スモークチーズをアレンジ
  6. スモークチーズのおすすめアレンジ料理
  7. 美味しく食べようスモークチーズ!

スモークチーズとは

スモークチーズとはもとは保存用の食品としてチーズを燻製にしたのがスモークチーズの始まりです。そして冷蔵庫や真空保存の発達で現在に至っています。スモークするチーズの種類は色々で、たくさんの種類のチーズを燻製にしてスモークチーズを作ることができます。

そうした中でスモークチーズの原料となるチーズのカテゴリーを分類すると2つに分類されます。一種類のチーズを燻製にしたというものと、500種類あるといわれるナチュラルチーズをブレンドして作ったプロセスチーズを使って燻製にしたスモークチーズの2種類です。たとえばおつまみやおやつ用に販売されているキャンディーのようにセロハンで包まれた一口サイズのスモークチーズはナチュラルチーズをブレンドして作ったプロセスチーズを燻製にしたものです。

燻製にする方法は煙の温度を70~90℃ほどの煙で約1か月スモークする方法と、100~190℃ほどの煙で部分的もしくは全体にスモークする方法の2種類の燻製の仕方があります。チーズを燻製にすることで表面の色は茶褐色になり、中がクリーム色をしているのがスモークチーズの特徴です。

賞味期限は?

市販のスモークチーズの場合は冷蔵保存し未開封のもので約1か月が賞味期限と言われています。開封後はできるだけ早く食べきってしまうことがおすすめです。開封後の賞味期限の目安は約1週間と言われます。

また自家製の場合は密封して冷蔵保存で約1週間が賞味期限です。塩の使い方や水分の抜け方によっても違いますが、1週間が目安とされます。しかし市販のものについても自家製のものも、賞味期限は保存の仕方や季節によっても違いがありますので、この期間はあくまでも目安にすぎません。賞味期間中でも変化を感じたなら食べるのをお控えください。ちなみにスモークチーズの冷凍保存はできません。

スモークチーズのカロリーと栄養について

スモークチーズのカロリーと栄養素は燻製につかうチーズによって異なります。もともとチーズは脂質のほか、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富な食品です。ミネラルでは特にカルシウムが豊富なことが特徴です。原料となるミルクや製造方法によって出来上がったチーズのカロリーや栄養素には違いがあります。燻製にしたからと言ってもとになるチーズの栄養素に変わりはありません。

体重制限されている方には気になるスモークチーズのカロリーですが、たとえば雪印メグミルクから販売されているプロセスチーズを燻製にしたスモークチーズ「くちどけスモークチーズ」は100gあたり349kcal、1個5gで約17kcalです。

糖質について

スモークしたからと言って、もともとのチーズの糖質に影響があるわけではありません。チーズは糖質制限によい食品と注目されていますが、スモークチーズが特別に糖質が少ないというわけではありません。そもそもチーズ自体が糖質をほとんど含んでいない食品なので糖質のない食品と注目されているのです。

チーズは原料となるミルクを固めそこから余分な水分(乳清またはホエイという)を取り除いて作ります。このときミルクに含まれる乳糖も一緒に取り除かれてしまうので、出来上がったチーズには約20%位しか糖質が残っていないのです。さらに熟成を重ねるチーズは熟成期間に乳酸菌がその20%の糖質を食べてしまうため、熟成されたチーズにはほとんど糖質がなくなってしまいます。このためチーズは糖質の少ない食品と言われ、糖質制限している方やダイエット中の方に注目されています。

スモークチーズの食べ方

そのままおやつやお酒のおつまみに食べるのはポピュラーな食べ方です。市販のものは、そのままつまめるようキャンディーが包まれているようにスモークチーズを食べやすい大きさにして販売しているものもあります。

そのまま食べる

市販のものはほとんど真空パック状態で販売されています。そのためスモークされた燻製のフレーバーを味わうには、そのままスライスして食べるのはスモークチーズの美味しい食べ方の第一歩です。そのままおやつやおつまみに美味しく楽しめます。サラダやサンドウィッチの具に使うのもおすすめです。一口サイズで販売されているスモークチーズはスライスする手間も省け、保存も簡単なので便利に活用できます。

そのまま美味しく食べるおすすめのレシピには冷やし汁の具に利用したり、パスタの具に使うのも美味しい食べ方です。どのような食材とも相性の良いスモークチーズは和食の和え物などにも意外によく合います。

スモークチーズをアレンジ

変わった食べ方ですが、スモークチーズを温めて食べるのも燻製の香りがよりひきたった美味しい食べ方です。真空パックで包装されているものはその包装のまま、されていないものはジプロックなどの袋に入れて沸騰直前(80~90℃くらい)のお湯の中にいれ5分くらい温めます。すると釜から出したときのようにトロリとしたアツアツの柔らかいスモークチーズが味わえます。

一度温めたスモークチーズはその時食べきってしまわなければならないので、パーティーなど大勢で食べる場合は大きいものそのまま使うとよいですが、食べる分だけカットしたりもともと小さいものを利用し、ラップに包みそれを袋に入れて温めましょう。

スモークチーズのおすすめアレンジ料理

そのままおやつに食べても美味しいスモークチーズですが、アレンジのバリエーションもたくさんあります。ここではスモークチーズのアレンジのおすすめ料理のレシピをいくつかご紹介します。

スモークチーズのパスタ

作ってみてびっくりするほど、本格的なカルボナーラの味になるスモークチーズのアレンジパスタ料理。忙しい方にも簡単に作れます。具材のアレンジも豊富なスモークチーズのパスタです。

材料 (1人分)

  • パスタ100g
  • スモークチーズお好みの分量
  • ほうれん草2株
  • お湯1ℓ
  • 塩小さじ2
  • ブラックペッパー好みで
  • 牛乳おたま1

(仕上げの調味料)

  • パスタの茹で汁おたま1.5
  • コンソメ(粉末)小さじ1/2

作り方

  1. 沸騰した鍋に塩とパスタを入れて茹でます。パスタの袋に表示されている時間より1分半ほど早くパスタを取り出します(固ゆで)。パスタをゆでた鍋の湯でほうれん草もさっとゆでます。
  2. 茹でている間に、フライパンに仕上げの調味料と細かく切ったスモークチーズを入れて焦げつかないように溶かしていきます(約2分)。
  3. 茹で上がったパスタを2のフライパンへ移し、パスタ全体にチーズを絡ませます。
  4. 茹で汁がなくなってきたら牛乳を入れて20秒ほど絡ませ、最後に香り付けにブラックペッパーをかけたら出来上がりです。

調理のポイント

チーズはある程度溶けてとろりとすると今度は焦げやすくなってしまうので、必要な調味料や機材はあらかじめ準備して、フライパンに火を入れた時からは素早く調理することがポイントです。茹で上がったパスタをすぐにチーズと絡められるように、パスタをゆでながら作り方の手順2の用意を始めましょう。

チーズの分量はお好みと記載してありますが、あまりたくさん入れすぎるとパスタがチーズでドロドロにくっついてしまいます。おおよその目安はおたま1杯弱です。

今回はほうれん草を具に加えていますが、お好みでベーコンや玉ねぎなどを加えても美味しくいただけます。

詳しいレシピはこちら(クックパッド)

スモークチーズのバターソテー

夕食の1品にもお酒のつまみにも美味しいスモークチーズのアレンジ料理です。簡単でお洒落な1品です。

材料 (2人分)

  • スモークチーズ1つ
  • アンチョビ 3匹くらい
  • ニンニク 1かけ
  • オリーブオイル 大さじ1
  • バター大さじ1

作り方

  1. アンチョビは包丁でみじん切りにします。フライパンにオリーブオイルを温めて、すりおろしたニンニクとアンチョビを加えて火をします。まずはこれでソースの完成です。
  2. 別のフライパンでバターを熱し、スモークチーズを両面焼きます。火は中火くらいで焦げ目がつくくらい焼きます。
  3. 最後にチーズを皿に盛って1で完成したソースをかけて出来上がりです。

調理のポイント

今回はソースにアンチョビを使いましたが、オイルサーディンやひき肉を使ったソースでも美味しくいただけます。

スモークチーズの大きさはお好みで構いませんが、直径10cmくらいの大きさだと見栄えがします。小さいスモークチーズしか用意できない場合は、7mmくらいに切ったものをアネモネの花弁のように重ねてソースをかけてみるなどアレンジしてみてください。

作り方の2でスモークチーズを焼く火加減は強すぎると焦げやすくなるので気を付けてください。

詳しいレシピはこちら(クックパッド)

スモークチーズソースのっけスモーク豆腐ステーキ

淡白な豆腐を香ばしく香り付けて、柔らかな肉料理を思わせるような一品のスモークチーズのアレンジ料理です。ヘルシーな食材が集合しているのでダイエット中の方にも安心して召し上がっていただける料理です。

材料(2人分)

  • 豆腐(絹・木綿はお好みで)1丁(300g)
  • GABAN味付塩コショースモーク風味 適量
  • 片栗粉 適量
  • エリンギ1本
  • かにかま2本
  • スモークチーズ1個(15g) ← ベビーチーズを使用しました。
  • GABAN味付塩コショー スモーク風味 少々
  • パセリ 少々

作り方

  1. 豆腐はキッチンペーパーで包んで数分置き水気を切っておきます。それから一口大に切り、両面にGABAN味付塩コショー スモーク風味を少し強めに振ります。
  2. 切った豆腐に片栗粉を満遍なくまぶし、少し多めの油で熱したフライパンに並べて両面焼き色を付けるように焼いきます。そして器に盛りつけます。
  3. そのままのフライパンで、エリンギ(石づきを切り落として一口大に割く)、かにかま(ほぐす)を順に炒め、GABAN味付塩コショー スモーク風味を振って味付けし、スモークチーズ(適当な大きさに切る)を加えてサッと炒め合わせる。
  4. スモークチーズがとろけてきたら器に盛りつけた豆腐の上にのせ、パセリをちらして出来上がりです。

調理のポイント

今回材料に使った調味料のGABAN味付塩コショースモーク風味は食塩と胡椒、そしてその他のうま味調味料がミックスされた燻製風味の調味料です。深みとコクと豊かな香りが人気です。84gで330円。日ごろの調味料の一つに加えておくとお肉料理などに便利に使えます。

豆腐を焼くときは片面にしっかり焼き色が付くまでは動かさずにじっくりと焼き色を付けてからもう片面に焼き色を入れてください。焼き色が付く前に動かすと崩れやすくなってしまいます。

詳しいレシピはこちら(レシピブログ)

美味しく食べようスモークチーズ!

チーズでもスモーキーな香りのひきたつスモークチーズ。スモークされるチーズによってカロリーや栄養素に違いがあります。またスモークチーズだから糖質が少ないというわけではなく、チーズ自体もともと糖質をほとんど含まない食品なので、糖質制限している方にはスモークチーズも嬉しい食品の一つにあげられます。そのまま食べるのはスモークチーズの風味を十分楽しめる美味しい食べ方ですが、温めて食べてみるのも香りがより引きたち美味しそうですね。みなさんもスモークチーズを美味しくアレンジして召し上がってください。