2017年7月26日更新

エメンタールチーズの食べ方。美味しいチーズフォンデュのレシピはこちら

エメンタールチーズ

トムとジェリーのチーズでお馴染みのチーズがエメンタールチーズです。今回はエメンタールチーズの特徴を調べ美味しい食べ方をご紹介します。エメンタールチーズを代表する料理チーズフォンデュの基本のレシピも載せました。

  1. 目次
  2. エメンタールチーズとは
  3. エメンタールチーズの美味しい食べ方
  4. 美味しいチーズフォンデュのレシピ
  5. エメンタールチーズを美味しく食べよう!

エメンタールチーズとは

スイスの代表的なチーズです。実はスイスのチーズの輸出量の過半数はこのエメンタールチーズなんです。スイスのベルン北東部に位置するエメンタール地方が原産であることからこのような呼び名で呼ばれています。

チーズの分類の中ではナチュラルチーズに分類され、その中でもハードタイプのチーズで大きな円盤型をしています。その大きさは80kgから大型のものは100kg以上あるものもあります。牛乳を原料に熟成させて作ります。大きいものになると牛乳を1000リットル以上も使って作つくられるんです。「チーズの王様」とも称されるエメンタールチーズは世界的に人気のチーズです。

エメンタールチーズの特徴

エメンタールチーズは世界の色々なチーズの中でも特に大きいチーズです。切ると中に直径1cmくらいの気孔がところどころに空いています。この気孔は「チーズアイ」と呼ばれ、熟成中にプロピオン酸菌が発酵して出すガスがチーズ内に閉じ込められてできたもので、その形がまん丸(正円形)であることが高品質の証しとなります。

エメンタールチーズの味

一般的には木の実のような独特の香ばしい香りのするチーズと言われています。味は淡白でクセがなく、ほんのりと甘みのある優しい口当たりです。ヨーロッパやアメリカではとてもポピュラーなチーズです。

ハードタイプのチーズなので水分の含有量が少なく、熟成期間が6か月から長いものでは2年以上熟成して作られるので、チーズの中では淡白な味わいですが、チーズの旨みは十分あるチーズです。

エメンタールチーズは意外と高カロリー

カロリーは100gあたり429kcalです。一切れおよそ25gとすると、1切れ107kcalくらいです。ほかのチーズの栄養素と比べると脂質が多く高カロリーなチーズです。

そのほか、タンパク質、炭水化物、そしてビタミンとミネラルが豊富に含まれています。ビタミンでは特にB2が豊富で、ミネラルはカルシウムが多く含まれています。

エメンタールチーズの美味しい食べ方

そのまま食べてももちろん美味しいチーズですが、グリエールチーズと一緒にチーズフォンデュで味わうのはおすすめの食べ方のほか、グラタン、キッシュ、ピザなど加熱料理に使うと旨みが増してさらに美味しくいただけます。

エメンタールチーズの味噌漬けが美味しい!!

一味違う食べ方ではエメンタールチーズの味噌漬けもおすすめの美味しい食べ方です。チーズはワインと相性の良い食べ物ですが、京西味噌などに浸けこむと日本酒にも合うつまみになります。

味噌を日本酒で少し柔らかくして容器に味噌をひき、味噌の上にガーゼを載せてその上に厚切りにしたエメンタールチーズをのせ、チーズの上にガーゼをひき味噌をのせ、3日くらい漬け込みます。「チーズを味噌で付け込むとは邪道」と思われるかもしれませんが、和風の珍味っぽい味わいになり、エメンタールチーズの一風変わった美味しい食べ方としておすすめです。

美味しいチーズフォンデュのレシピ

チーズフォンデュ

加熱料理で美味しさを増すエメンタールチーズ。そのエメンタールチーズの代用的なお料理は何といってもチーズフォンデュですね。そこでご家庭で作るチーデュフォンデュの美味しい基本のレシピをご紹介します。

基本のレシピ

<材料>2~3人前
エメンタールチーズ100g
グリエールチーズ200g
辛口の白ワイン150cc
片栗粉またはコーンスターチ小さじ2
にんにく1かけら
塩、コショウ、あればナツメグ少々
お好みでキルシュ大さじ1

一口大に切ったバケット(フランスパン)適宜
茹でた野菜(ジャガイモ、ブロッコリー、人参など)適宜
お好みでソーセージなど

<作り方>

  1. チーズは溶けやすいようにすりおろすか細かく刻んでおきます。
  2. にんにくの切口をフォンデュの鍋の内側に擦り付け香りをつけます。
  3. 鍋にワインを入れて火にかけ沸騰してアルコールが飛んだら中火にし、チーズを数回に分け鍋に入れ、ゆっくり焦がさないように混ぜながら溶かします。
  4. チーズが溶けたら仕上げにコショウ、あればナツメグ、お好みでキルシュを入れて出来上がりです。卓上コンロもしくは専用の温める機材で鍋を温めながら用意したバケットや野菜を付けて食べます。

<ポイント>
*アルコールに弱い方やお子さんのいるご家庭では白ワインを牛乳に置き換え作ることがおすすめです。
*食事中チーズフォンデュを焦がさずに食べるには、食べている最中に、時々パンをさしたフォークで底からチーズをかき混ぜることがおすすめです。

エメンタールチーズを美味しく食べよう!

ナチュラルチーズの中でもハードタイプのエメンタールチーズは、スイスの伝統料理チーズフォンヂュには欠かせないチーズです。もちろんそのままおつまみやサラダに入れて食べても美味しいですが、加熱するとよりより旨みがひきたちます。チーズフォンデュはもちろん、キッシュやピザ、グラタンにも、エメンタールチーズを美味しく活用してみてください。