2017年7月30日更新

ピータンとは? ピータンの栄養や効能など

ピータン

ピータンという食材をご存知ですか? 知っていても、食べたことがないという方も少なくないでしょう。中華食材の一つ、ピータンは、珍味と言えます。ここではそんなピータンの栄養や効能など、ピータンのすべてをご紹介していきます。

  1. 目次
  2. ピータンとは? アヒルの卵?
  3. ピータンの栄養成分は
  4. ピータンのおすすめレシピをご紹介
  5. まとめ

ピータンとは? アヒルの卵?

ピータンと言えばアヒルの卵だと思っている方も少なくないのではないでしょうか? ピータンはアヒルの卵だけでなく、卵を独特の製法によって調理した食材のことを言います。

ピータンは中華食材です

ピータンは中華食材の一つです。その作り方はとても独特な製法を用います。卵をアルカリ性成分の灰や泥や植物などを混ぜたもの中に入れて、数か月かけて発酵、熟成させるのです。

ピータンはアヒルの卵のことだと認識している人もいるようですが、正確には上記のようにアヒルの卵を熟成させたもののことです。鶏卵やうずらの卵でもピータンを作ることは可能です。もしも手作りでピータンをと考えているのでしたら、手始めに鶏卵で作ってみるといいかもしれませんね。

ピータンはどういう食材なのか?

ピータンの見た目は、白身も黄身も黒くゼリー状に固まったものという感じです。アンモニアや硫化水素などのような独特の匂いがあり、味もまた刺激的な風味を持つため、まずいと思う人も少なくないようです。しかし、味わい深く、その珍味っぷりがたまらないと思う人もいるのも事実です。

ピータンの栄養成分は

ピータンはその独特な味わいから、初めて食べる人はなかなかの衝撃を受けることも少なくありません。そんなピータンには特別な栄養素が含まれているってご存知でしたか?

ピータンにはさまざまな効能が期待できる

ピータンには、レシチンやルテイン、ビタミンA・B2、鉄などが含まれます。その効能はさまざまで、記憶力を向上させる作用から認知症の改善、癌の抑制、老化の予防などが挙げられます。脳に効果がある食材だと考えると、希少価値がありますよね。

ピータンはいわゆる抗酸化作用が強く、活性酸素を除去する働きがあると考えられています。また、体の粘膜を正常に維持する働きがあると言われており、このため、免疫力を強化し、感染症を予防する作用もあるとされるのです。

ピータンは体に良い効能を持っていますが、食べすぎは注意!

どんなにからだに良いとはいえ、食べ過ぎは良くありません。ピータンはその製造過程で鉛が含まれてしまうことから、以前は危険食材として噂が流れたくらいです。特に子どもは要注意です。珍味ですし、少し食べるくらいが丁度いいでしょう。

ピータンの鉛が特に良くないということで、無鉛ピータンというものが販売されるようになっています。ピータン好きはこれを求めます。

ピータンは製造時に黄丹粉と呼ばれる一酸化鉛を使用するため、どうしても鉛に汚染されてしまいます。「卵製品衛生基準」によって、ピータンの鉛含有量制限していますが、食べ過ぎると鉛を基準値よりも多く摂取してしまう可能性があるため、気をつけたほうが良いでしょう。

ピータンのおすすめレシピをご紹介

ピータンの効能などがおわかりいただけたところで、ここからはそんなピータンのおすすめレシピをご紹介します。ピータンは珍味であることを前提にご覧ください。お酒のお供にピータンはいかがですか?

ピータンは珍味です

ピータンは中華料理の中でも珍味の部類に分類されるでしょう。日本人にとってはかなり衝撃的な香りと味わいなので、嫌う人もいますが、好きな人はハマってしまうこともありそうです。食べ過ぎは良くありませんが、お酒のお供にたしなむことができると、大人な印象を周囲に与えることができるかもしれません。

ピータン豆腐

ピータンを使った料理の中でも特に有名なのがピータン豆腐です。ピータン豆腐の作り方をご紹介します。こちらはピータンさえ手に入れば簡単に作れます。もちろん、ピータンから手作りしたいという方は、ピータンのレシピを調べて徹底的に手作りに挑戦してみると良いでしょう。ここでは、ピータンは市販のものを使っていただければと思います。

ピータン豆腐の作り方は至ってシンプルです。豆腐とピータンを1~2センチ大にこまかく切り、ネギやザーサイとたれを混ぜたものをかけるだけです。このタレの味付けがポイントです。醤油、みりん、酢、ごま油、ラー油を自分好みの割合で混ぜたものをタレにしてみてください。ゴマ油の香りとピータンの風味が絶妙に合いますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ピータンは中華料理の中でも珍味と言われる食材ですが、その衝撃的な見た目や香りから、食わず嫌いの人も少なくありません。しかし、実は深い味わいを知ると、ハマってしまう人も実は少なくないのです。もしあなたも未知の世界なら、一度お試ししてみてはいかがでしょうか?