2020年3月31日更新

玄米茶の効能とは。健康に良いのは玄米茶?ほうじ茶?

玄米茶

ほうじ茶は健康に良いという声が聞かれますが、健康を考えるならお茶を焙じた(炙る・焙煎)だけのほうじ茶よりも玄米と一緒に抽出する玄米茶のほうが健康には良さそうだけど・・・と疑問に思い調べてみました。

  1. 目次
  2. お茶の中でも特に飲みやすい玄米茶
  3. 玄米茶とほうじ茶どちらが体に良いの?
  4. 玄米茶の効能を知っておこう
  5. キレイを目指す方は玄米茶を美の習慣にしてみよう

お茶の中でも特に飲みやすい玄米茶

古くから食事中やほっと一息つきたいときなど、様々な種類になって愛され続けてきたお茶は、水と同様に毎日の生活になくてはならない飲料です。お茶と一口に言っても非常に豊富な種類があるお茶は、好みによって玄米茶が好きだったりほうじ茶や玉露、番茶、抹茶、麦茶など風味や味の感じ方が異なるお茶を飲む場面によって変えているという方もいるのではないでしょうか。特にその中でも玄米茶やほうじ茶のすっきりとした味わいが最も好きという方もいるでしょう。

玄米茶とは

お茶をこれだけ毎日愛飲している日本人でも、その一つ一つの種類を詳しく知っているという方は案外少ないものです。

玄米茶はすっきりとした飲み口で、少しお米のような香りがするのが特徴ですよね。そんな玄米茶は多くの方が感じている通り、水で浸した玄米を炒ってから番茶や煎茶を大体同じ量で追加したもののことを指し、緑茶の一種でもあります。

味の特徴としては、緑茶の分量が半量になってしまうことで渋味や緑茶特有の旨みなどが軽減されていますが、玄米茶の姿だからこそカフェインや渋味が少なく、大人も子供も様々なシーンで楽しめるお茶です。

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玄米茶とほうじ茶どちらが体に良いの?

クセがなく、飲みやすさに関しては玄米茶もほうじ茶もどちらも魅力的で美味しいお茶ですが、玄米茶とほうじ茶どちらの方が体に良い成分が含まれているのでしょうか。ほうじ茶の方が健康的に良いと言われている中で、二つの違いについてお伝えしていきます。

玄米茶の栄養について

ほうじ茶との違いについてですが、まずは単純に玄米茶に含まれる全体の栄養からお伝えしていきます。

玄米茶に含まれる栄養には、100g当たり

ナトリウム 2mg
カルシウム 2mg
カリウム 7mg
マグネシウム 1mg
ビタミンB2 0.01mg
ビタミンC 1mg
タンニン(カテキン) 1.5mg
カフェイン 1.5mg

となっています。玄米茶は煎茶と玄米をブレンドして作られるため、緑茶と玄米の両方の栄養を摂ることができます。

しかし、玄米とブレンドすることで他のお茶よりもカテキンなどの含有量は少なくってしまいますが、玄米に含まれる豊富なビタミン類がそれを補ってくれるため、玄米茶は高い人気を誇っています。

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ほうじ茶の栄養について

続いてほうじ茶全体の栄養についてです。玄米茶とそこまで栄養成分に大きな違いはありませんが、100g当たりのほうじ茶に含まれる栄養は、

ナトリウム 1mg
カリウム 24mg
カルシウム 2mg
ビタミンB2 0.02mg
葉酸 13μg
タンニン(カテキン) 6.2mg
カフェイン 0.3mg

となっています。ほうじ茶は玄米茶と比較するとカリウムが豊富なことがお分かり頂けるでしょう。

ただし、ほうじ茶にはほうじ茶にしか含まれないピラジンという成分が含まれています。このピラジンはほうじ茶が発生させるあの香りの正体であり、血流の流れを良くしたり、気分を落ち着かせる効果を持つ成分です。

ほうじ茶は高い温度で焙煎しているため、お茶特有のカテキンやテアニン、ビタミンなどは少なくなってしまいますが、その分高い温度で焙煎していることで、こういったピラジンなどのほうじ茶にしかない成分があるのです。

玄米茶とほうじ茶は種類の異なる健康茶

似ている2つのお茶、ほうじ茶と玄米茶ですが、上記でお伝えした通り、どちらにも体にプラスをもたらす効能があります。

玄米茶はお茶の成分が半分になっていますが、それを補うだけの玄米の栄養があり、ほうじ茶もピラジンというほうじ茶の製造工程だから発生する成分があります。

どちらも飲みやすいお茶にあることは同じですが、カフェインの量が気になる方は含有量の少ないほうじ茶を選ぶなど、期待したい効果によって飲むシーンを変えてみると良いでしょう。

玄米茶の効能を知っておこう

普段の食事に白米ではなく玄米を取り入れている方も多いですが、玄米茶には玄米が使われていることから、様々な栄養に効果があるのでは、と考える方も多いですよね。どこでも手軽に飲める玄米茶の効能についてご紹介します。

生活習慣病が多い中、肥満は特に気を付けたいものですが、そんな肥満予防にも玄米茶は体に良い作用をしてくれます。

玄米の胚芽の中には、γ-オリザノールというポリフェノールが含まれており、中性脂肪が増えない働きをしてくれます。

また、悪玉コレステロールの減少効果も期待できるため、肥満に加えて糖尿病の予防、そしてお腹の中を綺麗にする働きによって、生活習慣病の多くを予防する手助けをしてくれます。

血糖値の上昇や脂質の上昇もなだらかにする効能も持っているため、特に体の心配をしている方に玄米茶はおすすめです。

キレイを目指す方は玄米茶を美の習慣にしてみよう

玄米茶についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。非常に飲みやすいお茶であることはほうじ茶も含め同じですが、玄米茶には女性に嬉しい効能がたくさんあります。ただお茶は基本的に体にプラス要素を与えてくれるものばかりのため、今まであまりお茶を飲まなかったという方もこの機会に手軽に始められる玄米茶やほうじ茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。