2021年8月21日更新

ココナッツクリームが余ったときの使い道

ココナッツクリーム

カレーなどの煮込み料理に加えると味がまろやかになり、同時にコクもでるココナッツクリーム。ココナッツクリームはココナッツミルクよりもより濃厚でリッチな味わいです。缶入りのものを購入してしまい余ってしまったときのココナッツクリームの使い道について調べました。余ってしまったらこんな使い道をして食べきってしまいましょう。

  1. 目次
  2. ココナッツクリームが余ったときの使い道や保存方法
  3. ココナッツクリームの栄養成分
  4. 逆にココナッツクリームがないときの代用
  5. 余ったココナッツクリームは上手に保存し美味しく使い切ってしまおう

ココナッツクリームが余ったときの使い道や保存方法

ココナッツクリームは開封しなければ直射日光を避け常温で14カ月ほど保存できます。しかし開封してしまうと、冷蔵で3日くらいしか持たないと言われます。ただ冷凍保存もできるので、使い切る分に小分けして冷凍保存すると約1カ月日持ちします。開封したココナッツクリームが余ってしまったら、容器を移し替えて冷蔵もしくは冷凍で保存して、できるだけ早く使い切ってしまいましょう。

ココナッツクリームはココナッツミルクよりも水分が少なくクリーミーで濃厚な味わいです。料理の材料に加えるとまろやかな味わいになり、カレーなどには少し甘みが加わります。おやつに頂くコーヒーゼリーに加えても美味しくいただけます。

次はココナッツの風味がぎゅっと濃縮されたココナッツクリームが余ってしまったときに使える料理をいくつかご紹介します。ココナッツの上品な香りが料理やお菓子の味を引き立てます。

ココナッツクリームとバナナのジェラート

バナナと相性抜群のココナッツクリームを使ったシンプルなジェラートです。余ったココナッツクリームを使って作り置きしておけば、食後のデザートや突然の来客時にも便利です。甘さはバナナ本来の甘さとメープルシロップのまろやかな優しい甘さです。さっぱりした美味しいジェラート。レシピでは分量の目安になりやすいように、ココナッツクリーム400mlの分量で作った場合の材料の分量が記載してありますが、余ったココナッツクリームの量から計算してほかの材料の分量を計りお作り下さい。


<材料4~5人分>

  • ココナツクリーム400ml
  • バナナ1本
  • ココナツオイル大さじ2
  • メープルシロップ大さじ3

・作り方はこちら(ナチュラル&オーガニック通販ショップ ビオフロレスタ)

里芋とキノコのニョッキ

免疫力を高めてくれる里芋は芋類の中でもカロリーが低いので、ダイエットされている方にもおすすめのレシピ。牛乳の代わりにココナッツクリームを使っているので、牛乳が体質に合わない方にもおすすめのクリーミーなお惣菜です。きのこのうま味とココナッツクリームのコクだけの濃厚なソースが自慢の一品。ココナッツクリームが余ってしまったらこんな料理に活用してみましょう。


<材料4人分>

  • ニョッキ
  • 塩小さじ1/2
  • きのこ(椎茸やえのき等)200g
  • 冷凍グリンピース 少々
  • ココナッツクリーム150ml
  • 豆乳300ml
  • 玉ねぎ150g
  • セロリ50g
  • にんにく1/2個
  • 味噌 大さじ1
  • 薄力粉 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • 水100ml

・作り方はこちら(ナチュラル&オーガニック通販ショップ ビオフロレスタ)

ココナッツクリームの栄養成分

ココナッツクリームの栄養成分をみると、脂肪分がココナッツミルクよりも多いのが特徴です。ココナッツミルクの脂肪分が11~19%であるのに対してココナッツクリームは20%以上の脂肪分があり、そのため味わいはココナッツミルクに比べて濃厚な味わいです。ただ脂肪分が多いからといってココナッツクリームを食べると太るかというとそうではありません。

ココナッツクリームの栄養の脂肪はエネルギー代謝を助ける飽和脂肪酸の一つである中鎖脂肪酸が含まれている脂肪です。動物由来の脂肪に比べると10倍の速さでエネルギーに代謝されます。中鎖脂肪酸は肥満の原因となる中性脂肪になりにくい脂肪で、食べても太りにくいヘルシーな脂肪です。脂肪はココナッツミルクよりも多く含まれているけれど、太りにくい良質な脂肪であり、コレステロールや発がん性が高いと心配されているトランス脂肪酸も含まれていない、濃厚でありながらヘルシーな食材です。

脂肪分のほかココナッツクリームの栄養成分で特徴なのは、母乳などに含まれているラウリン酸と呼ばれる成分が含まれている点です。この成分は免疫力を高め、ウィルスや病原菌を予防してくれます。ココナッツクリームの栄養は牛乳の栄養成分に比べると糖分や炭水化物が少なく植物性由来の良質なたんぱく質をたくさん含んでいながら、生クリームに引けをとらない濃厚な味を出してくれます。ちなみに日仏貿易会社アヤムから販売されているココナッツクリームの100g中の栄養成分は下記のようになります。

<AYAM(アヤム)ココナッツクリームの100g中の栄養成分>

  • カロリー 271kcal
  • タンパク質 3.0g
  • 脂肪 27.1g(飽和脂肪酸25.6g)
  • 中鎖脂肪酸 18.0g
  • 炭水化物 3.9g
  • ラウリン酸 13.8g
  • 食塩 相当量の0.1g

逆にココナッツクリームがないときの代用

ココナッツクリームが余った場合についてお話してきましたが、反対にココナッツクリームを使いたいときにない場合の代用になるものは、濃厚さはかないませんがココナッツミルクは代用に使えます。ただココナッツクリームはペースト状なのに対して、ココナッツミルクは液状なので、お菓子などの代用には水分量に気を付けて代用してください。そのほか生クリームは代用に使えます。ただ香りは出せないので生クリームと併用してココナッツオイルやパウダーを加えて代用するとココナッツクリームにより近いものとして代用できます。

余ったココナッツクリームは上手に保存し美味しく使い切ってしまおう

ココナッツクリームは開封してしまうと冷蔵で3日しか日持ちしません。冷凍保存すると約1カ月日持ちするので余ってしまったら冷凍するのがおすすめです。色々なお料理やデザートに使えるココナッツクリーム。余ったら上手に保存し、お料理やお菓子に活用して美味しく食べきってしまいましょう。