2018年9月27日更新

パラミツの食べ方、栄養について

パラミツ

日本ではあまり見かけることがないパラミツ。しかしタイやベトナム、バリ島などへ旅行に行くと食べる機会も多い南国のフルーツです。その大きさにはびっくりしてしまいますが、パラミツの実は、果肉はもちろん、皮も種も食べることができる栄養豊富なフルーツらしいです。そこで今回は、今、日本でも注目されつつあるパラミツの食べ方や栄養について調べました。どんな味なのかも興味がありますよね。さっそくパラミツについてお話していきましょう。

  1. 目次
  2. パラミツとは
  3. 日本で購入できるパラミツは輸入物
  4. 完熟したパラミツは生でフルーツとして食べる
  5. ドリアンほどメジャーではないがパラミツ味はトロピカルな味
  6. 美容や健康に良い栄養がたっぷり含まれるパラミツの栄養成分
  7. パラミツは優しい甘さのスーパーフルーツ

パラミツとは

パラミツとはクワ科パンノキ属の常緑樹です。和名は波羅蜜といいます。英名はjack fruit(ジャックフルーツ)。学名はArtocarpus helerophyllusです。世界最大のフルーツと言われるくらい大きな果実には圧倒させられますが、実はもちろん、皮そして種まで食べることできる栄養豊富なフルーツとして近年日本でも注目されています。

パラミツの果実は幹や太い枝に連なってぶら下がっています。その大きさは長さ70cm、果実の周囲の大きさは40cm、重さ40~50kgもあるとても大きい果実です。形はゆがんだ楕円形をしていて、表面は長さが数cmくらいあるいぼ状の突起がついています。

未成熟の頃は黄色みがかった緑色ですが、成熟すると全体が黄色になり強烈な甘い匂いがするのが特徴です。ちなみにパラミツの樹の部分は家具や仏像、建材、楽器などに利用されます。

パラミツは東南アジアなどで栽培されている南国フルーツ

パラミツの原産国はインドからバングラデッシュにかけてです。現在は、赤道下の東南アジアや南アジア、アフリカ、ブラジルなどで主に栽培が行われています。過酷な環境でもよく育つフルーツですが、非常に傷みやすいため、めったに日本で生のパラミツが流通することはありません。

日本で購入できるパラミツは輸入物

日本や欧米などで購入できる生のパラミツの果実は、生産地から空輸されたものです。輸入果実を専門に扱う専門店に行くと入手することができます。シロップ煮の缶詰やチップス、ドライフルーツのパラミツなどは、日本でも大手スーパーや百貨店の食料品の売り場で売られています。

日本では近年、沖縄の一部の農園でパラミツを栽培しています。毎年沖縄産のパラミツが大阪市場に入荷されますが、その数はわずか1~2個くらいだそうです。沖縄本土にある観光スポットの「おきなわワールド文化王国」にある熱帯フルーツ園にはパラミツの木があり、パラミツの果実を実際にみることができますが、そのパラミツは観賞用で食べることはできません。

完熟したパラミツは生でフルーツとして食べ、種は炒って食べる

パラミツの完熟した実の中は、薄い黄色の果肉や種子に覆われています。クワ科独特の集合果で、繊維状にほぐれる果肉は、その一つ一つがピーマンのような形をしています。果肉と、そして種子を覆っている仮種皮の部分は甘く、フルーツとして食べます。大きい物であればパラミツの果実1個で十数名分の量があります。未熟な果実は野菜として食べます。タイ料理やベトナム料理、またインド料理などで煮物や炒め物に利用して調理されます。

種はローストして食べる

パラミツの種は2cmほどの大きさでやや楕円形をしています。種も栄養がありローストしてナッツ感覚で食べたり、茹でて食べると美味しいそうです。

ドリアンほどメジャーではないがパラミツ味はトロピカルな味

南国のフルーツで人気のドリアンはクリーミーで甘さの強い味わいですが、パラミツの味も、やはりドリアンに似たトピカルな甘みのある味です。ドリアンと比べると、決して薄味ではないけれどさっぱりした優しい甘さがあります。その味はバナナに似ていると表現されることもあります。酸味はなく、果肉はねばねばした樹液を含んでいるため、みずみずしさはありませんが、弾力や粘りのある食感のフルーツです。

パラミツの匂いは甘い香り

見た目はドリアンに似ているので、タイやベトナムに旅行に出かけ初めてパラミツを見た人はドリアンと間違えてしまう人もいます。しかしパラミツの匂いはドリアンのように鼻に付くようなきつい匂いではありません。パラミツの匂いは砂糖を煮詰めたような甘い香りがします。ただ匂いの表現はそれぞれで、若干クセがある匂いだと感じる声もあります。

美容や健康に良い栄養がたっぷり含まれるパラミツの栄養成分

美容や健康に有効的な栄養成分をたっぷり含んでいるスーパーフルーツとして近年注目されているパラミツ。その栄養成分はβ―カロテンやビタミンCなどビタミン類、カルシウムやカリウム、鉄、マグネシウムなどの豊富なミネラル類、タンパク質、ペクチンを含む食物繊維などの豊富な栄養成分が含まれています。ちなみに日本で手に入りやすいパラミツのドライフルーツは乾燥している分、栄養素がぎゅっと詰まっている上に、噛み応えがあるので、ちょっとおなかが空いたときの空腹を満たしてくれる健康的なおやつにおすすめです。

豊富なビタミン類は生活習慣病の予防や美肌効果に期待

パラミツに豊富に含まれているビタミン類。中でもβ―カロテンは抗酸化作用が強く、体内では必要な量だけビタミンAに変化して生活習慣病や細胞の老化を予防してくれる効果に期待されています。またビタミンCはコラーゲンの合成を促し紫外線によって生成されるメラニン色素の生成を抑制するほか、肌にハリを与えてくれる作用があるので美肌効果や疲労回復にも期待されています。

パラミツのミネラル類で生活習慣病を予防

パラミツに含まれるミネラル類の中のマグネシウムは血糖値を調整する作用があり、糖尿病の予防に効果があり、カルシウムは骨や歯の成長を助け骨粗しょう症などの予防に効果があると言われます。またバナナよりも含有量が多いと言われるカリウムは、体内の余分な塩分を排除し、利尿作用を促す作用があるためむくみの改善に効果があり、塩分の排出により高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果が期待されています。

ペクチンなどの食物繊維はダイエットに効果的

食物繊維の一種であるペクチンが豊富に含まれているパラミツは腸内環境を整え、便秘の改善に効果があるためダイエットに効果的だと言われます。腸内環境が整うことは肌の健康維持にも影響し美肌効果にも役立つと言われ、女性にはうれしい作用が期待されます。

含有される栄養成分の相互作用で免疫力アップ

ビタミン類やミネラル類が豊富なことで抗酸化作用がとても強く、免疫力を高めくれる効果にされています。その作用はがん細胞の増殖を抑えることや、細菌やウイルスによる感染を防ぐ効果に期待されています。

パラミツは優しい甘さのスーパーフルーツ

日本では生のパラミツを店頭で見かけることはほとんどありませんが、パラミツはタイやバリ島などへ旅行に行くとよく見かけるとても大きいフルーツです。見た目はドリアンにも見えますが、匂いはドリアンのような強烈な匂いではなく、甘い匂いがして、味も優しいトロピカルな甘さです。体によい有効成分の栄養素を豊富に含んだスーパーフルーツのパラミツ。日本ではシロップ煮の缶詰やドライフルーツとして味わうことができますが、ご旅行に出かけパラミツに出会ったときには、ぜひ生のパラミツの優しい甘さをご堪能してみてくださいね。