2018年7月16日更新

市販のうなぎを美味しく食べる方法

うなぎ

スタミナの回復に食べたくなるうなぎ。うなぎ屋のうなぎは、美味しいけれど毎回お店で食べるのは経済的にツライという我々庶民のために販売されている市販のうなぎも温め方のちょっとしたコツで美味しく食べる方法があるんですよ。今回はスーパーなど売っている市販のうなぎを、ウナギの専門店の味に引け劣らない味わいで、美味しく食べる方法をご紹介します。

  1. 目次
  2. テレビでお紹介された市販のうなぎを美味しく食べる方法
  3. どのテレビ番組でも共通に言われているポイント
  4. 市販のうなぎを緑茶で美味しく食べる方法は緑茶で煮るだけ
  5. 市販のうなぎをフライパンで美味しく食べる方法はタレに酒を加えて煮るだけ
  6. NHK「ためしてガッテン」流の温め方は酒で蒸すまたはフライパンで焼く
  7. 市販のうなぎをレンジで温める方法
  8. トースターでも簡単にパリッと温められる
  9. 市販のうなぎを美味しく味わおう

テレビでお紹介された市販のうなぎを美味しく食べる方法

土用の丑の日が近づくと、恒例のようにうなぎを食べる日本。うなぎ屋さんの混雑ぶりは当たり前ですが、夕食に市販のうなぎを用意する主婦たちももちろんたくさんです。市販のうなぎもそれなりにいいお値段がするものの、やはりうなぎ屋さんのふっくらと香ばしい味には叶わない。いいえ!ちょっと待ってください!市販のうなぎもちょっとしたコツで美味しく食べる方法があるんですよ。テレビでも紹介されていたので、すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

市販のうなぎを美味しく食べる方法はテレビでもいくつか紹介されています。放送を見落としてしまった方のためにテレビ番組で紹介された市販のうなぎを美味しく食べる方法をご紹介します。こんな方法で温めると市販のうなぎを専門店と引けをとらない味わいで味わうことができます。

どのテレビ番組でも共通に言われているポイント

テレビの情報番組で紹介された市販のうなぎを美味しく食べるいくつかの方法で共通していたポイントは、市販のうなぎを温める前に、熱湯もしくは水でウナギについているタレを洗い流すことです。市販のうなぎの表面に付いているタレは、見た目を美味しそうに見せるためについているだけで、身の中まで味が染み込んでいるわけではないとのことです。そのためそのまま再加熱すると、焦げができやすくなってしまうそうです。

どの方法で温めるにしても、温める前にザルなどの上にうなぎをおいて熱湯をかけながら丁寧に表面のタレを取り除くか、流水でタレを洗い流し、キッチンペーパーなどで優しく水気をふき取っておきます。表面のタレを取ったうなぎを温めてタレを付けの直すのが、どの方法でも市販のうなぎを美味しく食べる最初のポイントだと紹介されています。

市販のうなぎを緑茶で美味しく食べる方法は緑茶で煮るだけ

日本テレビの情報番組「あのニュースで得する人損する人」坂上忍の得ワザでは、市販のうなぎを緑茶を使い美味しく食べる方法が紹介されました。テレビではフライパンを使用していましたが、うなぎが入る浅い鍋でも構いません。そこにうなぎを入れてうなぎと同じくらいの高さまで緑茶を注ぎ緑茶がなくなるまで煮ます(3~4分程度)。仕上げに付属のタレをかけたら出来上がりです。

市販のうなぎを緑茶を使って温めるとうなぎを柔らかくふんわり温めることができるそうです。うなぎにはコラーゲンが含まれているので時間が経つと硬くなっていきます。緑茶に含まれているタンニンはコラーゲンを溶かす作用があるので、うなぎの身や皮を柔らかく戻してくれます。

緑茶を使って温めるときのポイント

緑茶を使って市販のうなぎを美味しく温めるときのポイントは2つ。

1つは急須から入れた緑茶を使うのではなくペットボトルの緑茶を使うことです。その理由は茶葉から淹れたお茶を使うとタンニンの渋みが残ることがあるためです。ペットボトルの緑茶は成分が安定していてタンニンが少ないので、うなぎを程よく柔らかくして渋みが残りにくいのです。

2つ目のポイントはなるべく小さいフライパンなどの鍋を使うこと。そうすることで少量の緑茶でうなぎをしっかり浸けることができ、煮込む時間を短縮することができます。

市販のうなぎをフライパンで美味しく食べる方法はタレに酒を加えて煮るだけ

TBSの情報番組「ジョブチューン」超一流職人スペシャルという番組ではフライパンを使って、市販のうなぎをタレと酒で煮る方法が紹介されました。番組では千葉県の成田山にある老舗のうなぎ店「川豊」の店主が紹介者でした。

紹介されていた内容は付属のタレに酒を加えてフライパンで煮るだけのごく簡単な内容です。時間のない方におすすめです。

ポイントは表面のタレを取ってから煮ること、うなぎは皮目を下にフライパンに入れることです。ちなみに酒の量はタレ1袋に対して大さじ6杯くらいと言われますが好みで構いません。フライパンを使いタレと酒で煮ることで、身にしっかりとタレの味を染み込ませることができ、お酒を加えて煮ることで仕上がりはふっくらした食感になります。

NHK「ためしてガッテン」流の温め方は酒で蒸すまたはフライパンで焼く

HNKの生活情報番組「ためしてガッテン」でも市販のうなぎの美味しい温め方が紹介されました。「ためしてガッテン」からは関東風と関西風の温め方が紹介されました。

関東風のうなぎは白焼きにした後に蒸してタレを付けて再び焼くのが特徴で、味わいはふっくらと柔らかな食感のうなぎなのに対して、関西風のうなぎは蒸さずにそのままタレをつけて焼くのが特徴です。

関西風のうなぎの味わいの特徴は、蒸らさず焼くので脂がのっていて、外側がパリッとしていて香ばしい味わいです。タレも関西風は濃くて甘いタレです。関西風のうなぎは頭が付いているうなぎもあります。

関東風の温め方は魚焼きグリルを使い酒で蒸す

まず市販のうなぎをバットに入れて熱湯をかけ、うなぎに付いているタレを洗い流します。流水でタレを洗い流すのではなく熱湯を使うことで冷えて固まったうなぎのコラーゲンが柔らかくなるため流水ではなく、あえて熱湯でタレを洗い流すことがすすめられています。湯をかけたらさっと引き上げてキッチンペーパーで水分をふき取ります。

関東流に温めるときは魚焼きグリルを利用します。まずアルミホイルに油を塗ってその上にうなぎをのせます。ホイルに油を塗るのはうなぎがホイルにくっつかないようにするためです。そしてうなぎの上に酒をふります。長うなぎで小さじ2杯が目安です。ホイルでうなぎを包み、包んだうなぎを魚焼きグリルに入れ3分ほどホイル蒸しします。IHのグリルを使用の方はあらかじめ強火で余熱を入れておいてください。3分経ったらホイルの上部を開いて身にタレを塗り、ホイルを開いたまま再び1分くらいグリルで焼きます。こうすると市販のうなぎもふっくら柔らかい食感になり関東風に美味しく味わえます。

関西風の温め方はフライパンで焼く

市販のうなぎに初めから塗られているタレを洗い流すところまでは関東風と同じです。関西風の温め方はフライパンを使って温めるのがポイントです。まずフライパンに大さじ3のサラダ油をひき強火で約1分余熱を入れます。余熱を入れたフライパンにうなぎの身を下にして入れ、1分ほど焼きます。

焼き加減は身の表面が薄く色付く程度が目安です。この時焦げやすいので火加減を見ながら注意して焼いてください。裏返して30秒くらい皮側を焼きます。焼きあがったら、キッチンペーパーを引いたバットにとり、余分な脂をふき取ります。こうして市販のうなぎを温めると関西風の味わいが出ます。食べるときに付属のタレをうなぎに塗って食べます。

市販のうなぎをレンジで温める方法

テレビでは市販のうなぎを電子レンジで温めると水分が失われてパサパサになってしまうのでおすすめできないといっていましたが、電子レンジはたいていの家庭にある簡単に食べ物を温めることができる調理機器です。そこでどうにか電子レンジで市販のうなぎを美味しく温める方法はないものかと探してみました。ありましたよ!電子レンジでも市販のうなぎを美味しく食べる方法が!ちょっとしたコツで電子レンジでも美味しく市販のうなぎを温めることができます。

うなぎの身にお酒をふりかけてチンしよう!

電子レンジで市販のうなぎを温めるときは、うなぎの身に少しだけお酒をふりかけて加熱します。皿にうなぎの皮目を下にしてのせ、大さじ1~2杯くらいのお酒を身にまんべんなくふりかけます。お酒の量が多すぎるとべチャっとしてしまいますので、お酒の量は身の大きさを見て加減してください。まんべんなくお酒をふりかけたらふんわりラップをして電子レンジで1~1分30秒くらい加熱します。加熱時間もうなぎの大きさや使用の電子レンジの性格がありますので、1分を目安に様子を見ながら加熱しましょう。

酒臭さが残るのではと心配であるなら、少し深めの皿にお酒を入れ、皿にラップをピンと張り付け、ラップに数か所穴をあけて、その上にうなぎをのせ、さらにうなぎの上に軽くラップをかけて加熱します。直接お酒をうなぎの身にふりかけたくない場合はこんな方法もおすすめです。

どちらにしても温めるうなぎは表面に付いているタレを洗いながし、水気をしっかり取り除いた身の状態にしてから温めましょう。

トースターでも簡単にパリッと温められる

テレビで紹介された緑茶やフライパンを使う温め方は、ふっくらした食感に仕上がりますが、トースターで温めたものはふっくらというよりパリッとした食感になります。パリッとした感じが好きな方はトースターで温めるのがおすすめです。トースターで温める場合は超簡単!ホイルさえあれば洗い物も出ません。忙しい方にもおすすめの温め方です。

トースターで温めるときはアルミホイルを活用しよう

まず市販のうなぎの表面に付いているタレは熱湯もしくは水できれいに洗い落してキッチンペーパーなどで水気をしっかりふき取ります。うなぎをすっぽりと包めるくらいに大きさにアルミホイルをカットしうなぎをのせます。大さじ1程度のお酒をうなぎにふりかけてホイルで包みトースターで5~10分程度焼きます。焼き時間はうなぎの大きさやトースターの個性によって差がありますので、加減して焼いてください。

焼きあがったら最後の仕上げに、ホイルを開き付属のタレをウナギにかけて、ホイルを開いたまま2~3分焼いたら完成です。ホイルにうなぎの皮がくっついてしまうこともあるので、ホイルの内側に油を塗っておくと皮が剥がれることがなく綺麗に仕上がります。

市販のうなぎを美味しく味わおう

うなぎ屋さんの前を通ると美味しそうな香りがたまりませんよね。市販のうなぎも安いわけではありません。そして見た目は美味しそうでもただチンして温めるだけでは、やはりお店の味には叶いません。でもご紹介してきたちょっとした工夫で市販のうなぎも美味しく食べることができます。市販のうなぎを美味しく食べるには、どのような方法で温めるにしても、見た目を美味しそうに見せている表面のタレはきれいに取ってしまうのがポイントです。市販のうなぎ、上手に温めて美味しくご堪能ください。