2020年4月15日更新

寿司のとびっこはどんな魚の卵?栄養やカロリーについても

とびっこ

寿司のお供としてお馴染みのとびっこ。カリフォルニアロールなどの米の周りにプツプツと赤く小さい粒がとびっこです。今回はとびっこの栄養やカロリー、使い方や日持ち、冷凍保存など詳しく解説していきます。

  1. 目次
  2. とびっことは?
  3. とびっこの栄養・カロリー
  4. とびっこは日持ちする?冷凍してもいいの?
  5. とびっこの使い方
  6. とびっこを料理のアクセントに

とびっことは?

回転寿司などに行けば何気なく口にするとびっことは、見た目通りの「魚卵」です。そんなとびっこは名前を見て分かる通りトビウオを親にして生まれてきた魚卵のことを指します。また、トビウオから生まれたとびっこは塩漬けにして初めてとびっこという商品として社会に流通します。見た目はいくらよりもさらに小さい粒で非常に密集している特徴があります。

とびっこという名前…実は商標登録だった

一般的には既にとびっこと言えば誰しもに伝わりますが、実はこのとびっこという名前は兵庫県芦屋市に位置する本社のある水産加工会社「かね徳」の製品として商標登録されているものでもあります。

かね徳以外の場所で加工されたとびっこはまた呼び方が変わり、「とびこ」や「飛卵(とびらん)」などの表記で販売されていることもありますが、トビウオの卵ということに変わりはありません。

黄色いとびっこはカペリン子

回転ずしなどで黄色いとびっこを見かけることがありますが、これは黄色いお腹が特徴的でシシャモに似たカペリンという魚の卵です。

・とびっこの商標登録の確認はこちら

とびっこの栄養・カロリー

謎が多いとびっこは数の子やいくらなどとも違う魚卵です。魚卵は基本的に高価で珍味とされていますから上手に取り入れていきたいところですよね。では次はそんなとびっこの栄養とカロリーについて迫っていきます。

とびっこの栄養とは

とびっこに含まれる栄養にはカリウムやリン、ビタミンEやビタミンC、ナイアシンなどのミネラルとビタミンを特に豊富に含んでいます。他にもとびっこの鮮やかな色にはアスタキサンチンという天然色素成分があるため、この成分も立派な栄養の一つになります。天然の色素成分なのですが、この成分は抗酸化作用や免疫力を強化させる効果があるため、美しくいたい女性や日々元気に活動したい方にはぴったりの食品なのです。

アスタキサンチンに抗酸化作用があるということは、シミやシワを予防してくれるだけではなく、美肌には欠かせないアンチエイジングに加え、コラーゲンを維持する働きもあることで化粧品としての着目もできそうです。しかし、魚卵は基本的に塩分やコレステロールが高いとされているため、食べ過ぎるのはやめましょう。

とびっこのカロリーとは

とびっこのカロリーは100gあたりで74kcalの低さを誇っています。いくらが100gあたり272kcalですから、魚卵の中でもカロリーの低さは群を抜いていると言えるでしょう。ヘルシーでありながらも、アルコールを分解する作用もあるのでお酒と一緒につまみたい人にもとびっこはおすすめです。

とびっこは日持ちする?冷凍してもいいの?

とびっこは販売されているものに量がたくさん入っていることが多いため、中々すぐに使い切ることはできません。そのため、勿体ないからと冷凍庫で保存する方もいますが、品質に問題はないのでしょうか。また、購入してからどれくらい日持ちするのかも気になりますよね。

とびっこは冷凍保存可能?

とびっこなどの魚卵はもともと冷凍の状態ですから、もちろん冷凍で保存しても問題ありません。殻(膜)がついているため、冷凍しても品質に影響が出ることはほとんどないと言って良いでしょう。使い切れなかったとびっこは冷凍庫で再冷凍することも可能ですので、再度必要になったら常温の場所で自然解凍してから使ってください。

とびっこはどれくらい日持ちするのか

とびっこは生ものですからどれくらい日持ちするのか気になる方も多いはず。大量に残ってしまった場合、計画を立てて使い切るようにすると思いますが、とびっこは生ものでも冷蔵庫で約一週間程度は日持ちします。魚卵はあまり長く持たなさそうなイメージですが、一週間もあれば他の料理に加えて使い切ることができますよね。

とびっこの使い方

とびっこの使い方は主にかける、和える、混ぜるといったところでしょう。小さいながらも料理のアクセントになるとびっこは他の食材と和えたり、サラダに混ぜたりかけたりといった使い方ができます。特に大根や玉ねぎなどの素材の味が淡白なほどとびっこのプチプチとした食感が楽しく感じられますよ。

とびっこを料理のアクセントに

魚卵の中でも陰の存在であるとびっこは実は優秀な食材ということが分かりました。珍味とされている魚卵の中でも粒が小さいため、使い方次第で幅広く活用していくことができるでしょう。とびっこは天然色素成分で彩り鮮やかですから、ぜひ料理のアクセントとして使ってみてくださいね。