2017年11月7日更新

ベラは食べれる魚。ベラの食べ方ついて

ベラ

ベラという魚をご存知ですか?魚図鑑で見ると魚というよりは観賞用の熱帯魚のようですよね。だから「ベラって食べれるの?」とよく聞かれますが、西日本ではポピュラーな食用の魚なんです。今回はこのベラの食べ方を調べました。

  1. 目次
  2. ベラってどんな魚?
  3. ベラは食べれる?
  4. ベラのおすすめの調理の仕方や食べ方
  5. ベラを使った美味しい料理
  6. ベラは食べれる美味しい高級魚

ベラってどんな魚?

ベラ(倍良)は標準和名をキュウセン(九線、求仙)と呼びます。神奈川県の三浦地方ではベラをキュウセンと呼んでいます。また関西では「キザミ」とか「ギザミ」などと呼ばれます。ベラの面白い特徴は雌性先塾と言って最初はすべて雌として成長し、成長後は雄に性転換する不思議な生態であることです。

人間の考えには及ばない生物の自然な知恵なのですが、ベラの雄は自分の縄張りの中の複数の雌抱えて繁殖を行ういわば一夫多妻の繁殖形態を持っています。

縄張りと雌を巡って雄同士が争うのですが、体が小さい雄はこの時戦いに負けてしまい縄張りを奪われ繁殖の機会をなくしてしまうので、自分の子孫を残すことができなくなってしまいます。そのため一生のうちに自分の子孫をたくさん残すために、体が小さいうちは雌として繁殖を行い、縄張り争いで戦える大きさに成長したら雄に性転換するという不思議な生き方をする魚なのです。ベラ科のほかにハタ科やハゼ科の魚もこのような形態で生息しています。

雄の体は緑色で黒いスジがあり、雌は全体が赤っぽく黒い縦縞があり見た目から簡単に雄と雌を見分けることができます。市場では体の小さい雌より大きい雄の方が高価です。小さい雌の頃は赤い色をしているので「赤ベラ」、そして成熟した雄は青くなるので「青ベラ」と呼ぶ地域もあります。

ベラは食べれる?

関東ではあまり流通されておらず評価の低い魚ですが、西日本ではごく一般的に食卓に上がる魚です。西日本でも特に瀬戸内海沿岸の地域でよく食べられています。

たとえば西日本のベラの人気は関西でベラ釣り用の遊漁船が出るほど釣り魚としても人気です。関西ではキスに匹敵する高級魚とされ、東日本に比べると価格も高く売られています。

スズキ目ベラ亜目ベラ科キュウセン属の魚で、見た目は雄も雌も独特の色をしているので「食べれる?」と聞かれることがありますが、西日本ではポピュラーな食用の魚で、外見からは想像できないほどきれいな白身でクセのない美味しい魚だと言われます。

俳句を詠まれる方はご存知かと思いますが、俳句の季語や歳時記などでは、ベラは夏を表す季語として使われますが、実際ベラが一番美味しい旬の時期は春から夏にかけての時期だと言われます。

ベラのおすすめの調理の仕方や食べ方

ベラは身肉に繊維質が少なく柔らかい白身の魚です。クセのない淡白な味わいです。こんなべらのおすすめの調理法は煮つけや焼いて食べるのがおすすめです。

臭みのない魚なので新鮮なものは生食で食べるのもおすすめです。広島県の郷土料理ではベラの「はぶて焼き」という食べ方も有名です。これは煮つけたベラを一晩おいて改めて焼いた食べ方です。煮つけの美味しさに香ばしさが加わった絶品と言われています。

ベラを使った美味しい料理

瀬戸内海沿岸地域ではごく一般にベラを食べます。漁師料理ではベラを素焼きにして焼けたそばから生姜醤油を付けて手でむしりながら口に運んで食べるのが一番美味しいベラの食べ方と言われますが、美味しくとも家庭ではなかなかできない食べ方ですね。ここでは家庭でも食べられる美味しいベラの料理をご紹介します。

刺身で味わう

夏場は刺身にするのがおすすめです。身にふくらみがあります。夏場のべらの刺身は脂がのっていて甘みがあり豊かな味わいです。見た目の白さも美しく寿司屋では初夏の握りとしてさわやかな存在だと言われています。

唐揚げも美味しい

ベラを唐揚げに料理するときは小ぶりの雌(赤ベラ)を丸々唐揚げにするのがおすすめです。小ぶりの魚を唐揚げにすると骨ごと余すところなく食べることができ、カルシウム摂取にも効果的です。

定番の塩焼き

塩焼きはベラの定番の料理です。うろこは一つ一つが小さいので取る必要はありません。ぬめりがありますが、とくにしっかりと洗い流さなくとも臭みはありません。内臓を取り出しきれいに洗い流して塩をふり焼きます。

西日本のスーパーでは小さめの赤色をした雌と大きい青色をした雄が店頭に並んでいますが、塩焼きにするときは大きい雄の方が食べやすいです。焼くと皮目が香ばしくとても美味しいそうです。ベラを塩焼きにするときは少し干してから塩焼きにした方が美味しいという声もあります。

ベラは食べれる美味しい高級魚

小さい頃は雌で大きくなったら雄になる生態を持っているなんて不思議な魚ですね。関東ではあまり見かけない魚ですが、西日本では一般的な食用の魚として美味しく食べられているようです。関西に比べると関東はベラの価格が低いそうです。ベラの美味しさを知ると関東では非常にお買い得なのかもしれませんよ。見た目は華やかな色なので食べれる魚かと心配してしまいますが、白身の美味しい魚です。ぜひ美味しい料理にして堪能してみてください。