2017年10月26日更新

美味しい柿の選び方!柿の食べ頃や上手な保存方法について

柿

秋になるとオレンジ色の柿の実をたくさんつけた木を見かけることありませんか?秋の味覚の一つ柿。今回はその柿について調べました。美味しい柿を選んで上手に保存してください。柿の食べ頃についてもご紹介します。

  1. 目次
  2. 美味しい柿の選び方
  3. 柿の食べ頃っていつ?
  4. 上手な柿の保存方法
  5. 美味しい柿を選んで上手に保存しよう

美味しい柿の選び方

柿の美味しい時期になるとスーパーの果物売り場には柿が山積みにされています。旬のものならきっとどれも美味しいのでしょうが、その中でも外すことなく最も美味しい柿を選びたいものです。こんなポイントに注意して美味しい柿を選んでください。

へたに注目!美味しい柿はヘタのここがポイント

柿のてっぺんについているヘタが隙間なくしっかりと果肉に張り付き、4枚の葉が揃ってついているものが美味しい柿を見分けるポイントの一つです。また葉の色がなるべく緑色をしているものを選びましょう。

果肉部分はここをよく見よう

柿を見たとき、全体的に濃いオレンジ色をしていて形が整っているものを選びましょう。
品種によって形が違いますが、特徴となる形がいびつでないものがおすすめです。

表面に白い粉が吹いたようについているものもあります。これはカビとか体に悪い物質ではありません。

これはブルームと呼ばれ完熟した果肉の表面に見られる天然の物質で果実の水分の蒸発を防ぎ、病気などから実を守てくれる物質です。柿のような表面がつるつるとなめらかな果実に見られる自然現象でこの粉がついていた方がよいものもあります。たとえばブドウやリンゴ、スモモ、ブルーベリーなどにもこのブルームが付いているものがあります。

最後は手に取り重さを確認!

柿を手に取りずっしりと重みのあるものが美味しいです。軽く触って柔らかすぎない張りのあるものがおすすめです。

柿の食べ頃っていつ?

硬めの柿の皮をむき四つ切にして食べるのが柿を一番美味しく感じるという人もいれば、完熟した柔らかい柿をスプーンですくって食べるのが柿の甘さを一番感じるという人もおり、柿の食べ頃はその人よってずいぶん違います。

また種類や品種によっても美味しい食べ方が違います。
柿の食べ頃は幅が広く、たとえばカビが生えているとか、異臭がする、変な味がしたり酸味がするなど以外、柿は美味しく食べられる果物なのです。硬めが好きなら早々に、また完熟が好みなら完熟状態にさせるのが、その柿を美味しく味わう食べ頃です。

ぶよぶよでも食べられるの?

柿だけとは限りませんが収穫後の果物は生きて呼吸しています。果肉に含まれている栄養素や水分を使って生きているのです。

柿の場合は数日、保存しておくと完熟してブヨブヨした状態になります。しかし、特に異臭やカビなどが生えていなければ腐っているわけではありません。完熟状態になっただけで美味しく食べられます。腐る直前のこの完熟状態が一番甘く柿の美味しい食べ頃だという人もいるほどです。

柿の美味しい時期はいつ?

柿は品種によって果肉が柔らかいものや硬めのもの、そしてねっとりとしているものがあり、その特徴を美味しく味わうには、それぞれの柿の旬の時期に購入して食べるのが、その柿の特徴を味わえる食べ頃の時期だとも言われます。

最近は果物の専門店へ行けば柿を購入できないことはありません。しかし柿という果物の出盛り期、いわゆる旬の時期を見るとごく一般的には10~11月が柿の一番美味しい旬の時期だと言われ、どの品種にしてもおおよそその頃が一番美味しく、柿の食べ頃を迎えます。

上手な柿の保存方法

柿の食べ方は人によってシャキっとした食感の硬い柿が好みの人もいれば完熟した柿が好きだという人がいるのでそれによっても保存の仕方が違います。

固い食感を残したいときの保存方法

シャキっとした食感を残して保存したいときはヘタの大きさに切ったキッチンペーパーやコットンに水を含ませてヘタの部分にあて、そのままヘタを下側にした状態で袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。そうすることで2~3週間はシャキっとした柿を味わうことができます。

この方法は収穫後の柿はヘタの部分で呼吸をしているため、ヘタの部分に水分を補って果肉の水分が蒸発してしまうのを防ぐためです。

完熟した柔らかい柿にしたいときの保存方法

柿の種類や品種にもよりますが、完熟させて食べたいときは完熟向きの柿を選び、そのまま冷蔵庫の野菜室に保存しておくと柿自体が呼吸して柔らかく完熟していきます。

ただし完熟の次は腐敗が待っていますので放っておきすぎには注意してください。

冷凍保存する場合

柿の種類は大きく分けると甘柿と渋柿に分類されます。甘柿は柿の果肉が柔らかいものでも、またはシャキっとした食感の柿でも甘みがあり渋みはありません。

しかし渋柿は渋みが強く、渋抜きという工程を経てから店頭に出されます。渋抜きをした柿は柿自体が呼吸してどんどん柔らかくなってしまいます。そのままにしておくと2~3日で柔らかくなってしまう場合があります。冷凍保存はこのように柔らかくなってしまった柿や完熟した柿を保存する方法としておすすめです。

柔らかい柿や完熟した柿を皮やヘタが付いたまま丸々冷凍庫で凍らせます。食べるときは半解凍してヘタの部分を取りスプーンで食べると美味しく味わえます。

また生の時に食べやすい大きさにカットしてから冷凍するのでもよいですし、ミキサーにかけてピュレ状にしてジプロップ、プラスティック容器、氷嚢皿など様々な容器に好きな形にして、一度に使う分量に分け冷凍保存するのも柿の上手な冷凍保存の仕方です。

ただしシャキっとした柿を冷凍すると解凍したときに果肉にシャキっと感がなくなり中途半端な食感になってしまうので硬めの柿の冷凍保存はおすすめできません。

美味しい柿を選んで上手に保存しよう

柿の美味しい10月に入ると果物売る場にはたくさんの柿が店頭に並びます。ヘタの状態、色合い、重さをみて美味しい柿を選んでください。

白い粉が付いているものがあっても、それは熟した果物から出る自然の物質です。体に害のあるものではなく、柿の水分の蒸発や病気を防ぐ物質ですので心配はいりません。柿の果肉に食感を残して保存する場合と完熟した柿の保存の仕方は違うようです。好みの味を美味しく味わうために上手に保存してくださいね。