2017年10月25日更新

栄養がないと言われるエリンギの効果・効能とは?

エリンギ

肉厚で食べごたえ抜群のエリンギは栄養がないのではないかと口を揃えて言われていますが、栄養成分を追求していくと驚くべき効果や効能が潜んでいます。食感を楽しむことに意識がいってしまうため、今回はエリンギから得られる利点やエリンギの加熱方法なども併せて解説していきます。

  1. 目次
  2. エリンギとは
  3. エリンギの栄養成分
  4. エリンギの効果と効能が侮れない!
  5. エリンギの加熱調理
  6. エリンギは強い体を作る材料

エリンギとは

きのこ類の中で群を抜いて食べごたえ抜群のエリンギはたった一本で十分な満足感を得られます。そんなエリンギは力強い見た目とは裏腹に栄養面についてのイメージが悪く、栄養がないと感じている方も多い状態です。

季節を問わずに常にスーパーなどで見かける存在ですから特別感もさほどないでしょう。しかし、エリンギには知られざる栄養成分が詰まっています。

日本で流通したのは遅め

現在では一般的な食卓でも姿を見るエリンギですが、原産地はヨーロッパです。日本に流通するようになったのは1990年代と言われており、つい最近と言っても良いほど比較的新しい食品ということになります。

スーパーに足を運ぶと目にかかる頻度は高いエリンギですが、日本では自生しないきのこのため、販売されているエリンギは人工栽培されたものです。

おいしさが評価され生産量は増えている

エリンギはクセといったクセもなく、あっさりさっぱりとした素朴な味を楽しむことができます。素朴な味ということは様々な味付けに対応できるということでもありますので活用場面は広いと言えるでしょう。淡白さを感じつつも食卓に馴染むエリンギは存在が評価され、年々生産量が増え続けています。

エリンギの栄養成分

目だった存在ではないものの、その存在をしっかりと位置付けし、確率した場所を手に入れたエリンギは実際どういった栄養成分が含まれているのでしょうか。きのこの栄養についてはあまり多くの方が知らない現状ですので触れていきます。

エリンギの栄養成分

エリンギはビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維などを多く含みます。栄養抜群とはいえませんが便秘や肌の老化防止に改善効果が期待できる食物繊維の含有量が多いのは特徴といえます。
出典:「日本食品標準表2015年版(七訂)」

さらにエリンギの特にカサの部分にはトレハロースがたっぷりと含まれていることが分かっています。
その量はエリンギの水分量を食品成分表に基づいて87.5%とした場合18.7%に相当する量だとのことです。また市販されているエリンギではトレハロースの含有量が35.4%や25.4%ものトレハロースが検出されたそうです。

トレハロースは熱や酸に対しても安定し、難吸湿性であり、デンプンの老化防止、タンパク質の変化防止、鮮度保持効果などを持つ優秀な物質です。

【関連リンク】
トレハロースの効果や使い方は?危険性は?

エリンギの効果と効能が侮れない!

エリンギは食べごたえが十分のため、広く活用されていますが、えのきのように定番とされている料理が少ないため重視されない存在です。ではそんな影の薄いエリンギにはどのような効果や効能が得られるのでしょうか。上記で触れた栄養成分から見た得られるメリットをご紹介します。

エリンギの効果

エリンギから得られる効果には、便秘改善や肥満の抑制、むくみ解消などが挙げられます。エリンギに含まれている食物繊維の含有量は多く、尚且つ食物繊維の中の不溶性食物繊維が含まれていることで腸の蠕動運動を促進し、便秘解消に繋がります。

また、不溶性食物繊維が発揮する効果には便秘解消だけではなく、体内の老廃物や余分な脂肪に付着し、体外に排出してくれる効果もあるので肥満の抑制にも繋がります。

また、エリンギには体内に存在する不要な塩分を排出させるカリウムが非常に多く含まれていますが、塩分としてむくみを発生させるナトリウムは低いです。

ナトリウムの含有量が低く、カリウムの含有量が多ければそれだけむくみの原因となる塩分を排出してくれる力が強いので高血圧を気にしている方にも適した食品と言えるかもしれません。

エリンギの効能

エリンギの効果も優れていますが、効能については更に優れた点があります。

例えば上記で触れた通り高血圧の予防に繋がったり、βグルカンという成分が含まれていることでがんを抑制し、免疫力のアップも図ることができます。βグルカンは食物繊維の一種なのですが、白血球の働きを活発にしてくれるのです。

エリンギにはトレハロースが豊富に含まれているため低う蝕性(※)や骨粗鬆症予防などに効果が期待できるそうです。

(※)う蝕・・・虫歯

エリンギの加熱調理

きのこ類の調理法には様々ありますが、エリンギは扱いなれていない方だと加熱方法が分からないといったこともありますよね。

エリンギの加熱は一般的な調理法である茹でや蒸し、そして焼きなどどの加熱方法でも問題はありません。エリンギを茹でる際はお湯で厚みのことを考えながら3分程度を目安に茹でていけば良いでしょう。

蒸す場合は蒸し器などを使わなくても電子レンジで500ワットに設定し、1分半程度もかければしっかりと火が通ります。焼きの場合は片面を2~3分程度焼き、反対側も同様の時間焼きを入れればおいしく食べることができます。

エリンギは強い体を作る材料

エリンギは様々な料理に広く使えるだけではなく、栄養成分から見ても数多くの効果と効能を得られる食品です。スーパーでは良く目にする食品ですのであまり特別感はないかもしれませんが、優れた効果や効能を得るためには是非活用してみてくださいね。

【参考リンク】
・エリンギ(Pleurotuseryngii)の子実体における糖質および糖質分酵素の特徴 http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20171025125528.pdf?id=ART0009293605